【シンザン記念/追い切り診断】上位人気の一角に「A」の高評価 「7頭立ては大きな材料」

 

【シンザン記念/追い切り診断】上位人気の一角に「A」の高評価 「7頭立ては大きな材料」

■ライトクオンタム

【中間調整】11月12日に東京芝マイル戦でメイクデビュー。二の脚の違いですんなりハナに立つと、そのままマイペースを保って逃げ切り快勝を収めた。直線で自然に加速し、後続を寄せ付けなかったあたり、能力は非凡だ。その後、在厩を続け阪神JFに登録したが投票はせず回避。年明けのジュニアCとシンザン記念の両にらみで調整が続けられている。12月27日は坂路である程度負荷を掛けられ、長くいい脚を使って追走併入。時計も上々だった。

◆【シンザン記念2023予想/穴馬アナライズ】想定“6人気”以下の伏兵 「少頭数だからこそハマる可能性」

【最終追い切り】1月4日に武幸四郎調教師が騎乗し、CW併せ馬。序盤は折り合いに専念し、時計となったのは4Fから。土曜のすばるSに出走を予定してるオープン馬セキフウを相手に上々の素軽さを保って併入した。

【見解】才能を考えれば抽選必至(実際に3*9の抽選だった)とはいえ阪神JFへの出走投票をしてもよかったはずだが、回避。体調面の回復具合にくわえフルゲートで揉まれる競馬も避けたかったようだ。牝馬限定戦のフェアリーSを避けたのもそのあたりの意図があってのことかも。そういう意味ではシンザン記念が結局7頭立てに収まったのは大きな材料。状態面は阪神JFをパスしたことで、しっかり回復。前走時にはなかった坂路で速い時計を出す調整ができているのもいい。大幅上積みはどうかも、前走同様の好状態で走れる。

総合評価「A」

▼その他、追い切り診断
◆【追い切り診断】連敗中の伏兵に「A」評価 「心肺機能は既に仕上がっている」

◆【追い切り診断】ライトクオンタムを上回る最高評価「S」 上積み顕著で「ハイレベル」な状態

Advertisement


シンザン記念2023予想コラム一覧

▼データ攻略
◆【データ攻略】「1.2.0.1」を味方に重賞初Vへ GI馬を輩出した厩舎も後押し

◆【データ攻略】馬券内「7年連続」の事実 過去“4人気1着馬”が2頭の妙味

◆【データ攻略】同コース「2.3.2.2」の好相性 金杯でも魅せた中京マイルの“鬼”

◆【データ攻略】「前走はノーカン」と断言 馬券内率“75.0%”の少頭数で真価

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズ】想定“6人気”以下の伏兵 「少頭数だからこそハマる可能性」

◆【危険な人気馬】実績上位も“消し”評価 「上がり最速をマークしていない」

▼その他、過去10年データ傾向
◆【前走ローテ】単勝1倍台も飛んだ“鬼門”条件 トレンドにハマるキャリア4戦の馬

◆【脚質傾向】追込が最多タイの4勝と活躍も 上がり上位候補の“惑星”に警戒

◆【動画プレーバック/シンザン記念2022】4番人気マテンロウオリオンが内から抜け出しクビ差の辛勝で重賞初勝利

フェアリーステークス2023予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【追い切り診断】想定“10人気”前後に高評価 「目論見どおりかそれ以上の雰囲気」

◆【追い切り診断】実績上位の人気馬に辛口評価「B」 「体調不安か慎重すぎる内容」

◆【追い切り診断】人気馬を上回る最高評価「S」は伏兵 「機敏さ目立ち気配は絶好」

▼血統傾向
◆【血統傾向】前走大敗で人気落ちの妙味 単回収値「306」の優勝馬と似た配合に注目

◆【血統傾向】想定“8人気”前後に食指 勝率5割の1月開催で単回収値「426」に合致

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】単勝オッズ“20倍”前後の盲点 「高いコース適性で一発の気配」

◆【穴馬アナライズVol.2】想定“8人気”前後の刺客 「混戦を断つピカイチのレースセンス」

▼騎手データ
◆【騎手データ】ルメールを上回る中山牝馬重賞の「鬼」 警戒すべき連対率80%の伏兵

著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。