第54回マイラーズC(GII、芝1600m)の枠順が21日、発表された。
2021年のNHKマイル覇者シュネルマイスターは6枠10番、マイル戦3連勝中の上がり馬ジャスティンスカイは2枠3番、昨年のセントライト記念を制したガイアフォースは4枠7番、連覇を狙うソウルラッシュは8枠15番、同枠の14番に悲願の重賞初制覇を目指すエアロロノアが入った。
ここでは過去10年のうち、阪神開催の直近2年を除く、過去8年間のデータから予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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■6枠は4年連続で馬券内
シュネルマイスターが入った6枠は【1.1.4.9】勝率6.7%、連対率13.3%、複勝率40.0%と最多6頭が馬券に絡んでいる。2020年から17年まで4年連続で馬券内に入っており、17年には7番人気ヤングマンパワーが3着と好走した。
[マイラーズC]過去8年の枠順傾向
ジャスティンスカイが入った2枠は【2.1.1.8】勝率16.7%、連対率25.0%、複勝率33.3%。複勝率は6枠に劣るが、過去に2番人気以上が入ったことがなく、3番人気だった2016年のクルーガー、14年のワールドエースは2枠から制した。
2019年の4番人気パクスアメリカーナは3着、15年の5番人気サンライズメジャーは2着と、2枠に5番人気以上が入った場合、5頭すべてが馬券圏内に入っている。平均人気「7.8」に対し平均着順「6.8」と人気以上の好走が目立つ。
2枠に並ぶ最多2勝の8枠にはソウルラッシュとエアロロノアが入った。2013年に5番人気のグランプリボス、17年に2番人気イスラボニータが8枠から制したが、以降は掲示板外が続く。2頭はGI馬だったこともあり、決して有利の枠とは言えない。
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▼その他、過去10年データ傾向
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マイラーズカップ2023予想コラム一覧
▼騎手データ
◆【騎手データ】“連対率100%”の鉄板コンビが中心 ジャスティンスカイ・川田は対抗以下の判断
▼穴馬予想
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▼追い切り診断
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▼データ攻略
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▼血統傾向
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フローラステークス2023 データコラム一覧
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文●SPREAD編集部