Advertisement

【ヴィクトリアM/血統傾向】想定“10人気”前後に本格化の気配 複回収値「250」が上位進出への証

【ヴィクトリアM/血統傾向】想定“10人気”前後に本格化の気配 複回収値「250」が上位進出への証

Advertisement

14日に東京競馬場で行われるヴィクトリアマイル(GI、芝1600m)の「血統傾向」を分析する。

2018年以降のヴィクトリアマイルで3着内に入った種牡馬データを集計した下記の血統表をもとに推奨馬を紹介する。

◆【ヴィクトリアマイル2023予想/データ攻略】想定“8人気”以下に馬券内率8割超 コース×瞬発力で大駆けに警戒

Advertisement

■スピードと瞬発力に優れたディープインパクトの血

過去5年の種牡馬成績をみていくと、ディープインパクト系種牡馬の出走数が40頭と非常に多く、昨年もキズナ産駒のファインルージュが2着に入るなど、2016年から7年連続で3着内に入る活躍ぶりだ。また一昨年に10番人気のランブリングアレーが2着に激走したように人気薄の激走もあって、馬券妙味も十分にある。

一方、キングマンボ系種牡馬の集計成績は【1.0.0.8】、勝ったのは2020年の1番人気アーモンドアイのみと苦戦傾向。今年もキングカメハメハ産駒のスタニングローズや阪神牝馬Sを勝利したサウンドビバーチェ(ドゥラメンテ産駒)らが出走を予定しているが、今回は割り引きたい。

230514_ヴィクトリアM_血統傾向

ディープインパクト系種牡馬が得意とする理由は、コース形態とレース展開にある。東京芝1600mはコーナー2つのワンターンで行われ、加えて短距離路線からの参戦もあり、スタートからゴールまでペースが緩まず、スピード勝負になりやすい。

近年は勝ち時計1分30秒台から32秒台の高速決着となり、レース上がり3Fは33~34秒台へ突入。スピードと瞬発力に長けたディープインパクトの血が活きるというわけだ。

今回はディープインパクト系種牡馬の中でも、キズナ産駒に注目する。

◆【ヴィクトリアマイル2023/WIN5予想】メインはソダシ“消し”で伏兵含む厳選3頭 京都11RはGI経験馬「一点突破」

Advertisement

■ステラリア

父は第80代ダービー馬・キズナ、母は英GII勝ちのポリネイター、母父は英ダ―ビー覇者・モティヴェイターといった血統構成。

怪我により約11カ月ぶりのレースとなった前走の福島牝馬Sでは、中団から競馬を進め、馬場の真ん中から力強く脚を伸ばすと、ビッグリボンとの末脚勝負を制し重賞初制覇。今回、2021年のクイーンC以来のマイルの距離となるが、その頃より30キロ程増した今の馬体なら、前走のような末脚を発揮できそうで上位進出の可能性は十分だろう。

さらに血統面でも推せるポイントはあり、父キズナ×母父ノーザンダンサー系の牝馬は、直線に坂のあるコースに強く、東京、中山、阪神、中京の芝1600m戦に距離短縮で挑むと【2.3.1.8】勝率14.3%、連対率35.7%、複勝率42.9%、複回収値250と好走確率はかなり高く、馬券妙味も十分。

また、同配合で前述の条件に加え、3歳7月以降のレースに絞れば、データは2戦2勝のパーフェクト。本馬もこの傾向どおり、5歳にして本格化を迎えた感があり、前走で重賞初制覇の勢いをもって本番に臨む。

Advertisement

◆【ヴィクトリアマイル2023予想/追い切り診断】ソダシを上回る「S」の最高評価 「新マイル女王の座は目前」

▼その他、血統傾向
◆【血統傾向】今回はベスト条件で単回収値「500」超 リベンジ狙うGI馬が想定“2桁”オッズの妙味

ヴィクトリアマイル2023予想コラム一覧

▼騎手データ
◆【騎手データ】ソダシ・レーン騎手は“押さえ”評価 馬券内率75%の穴メーカーに食指

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】単勝オッズ“2桁”の盲点 「この条件がどハマりの可能性」

◆【穴馬アナライズVol.2】想定“8人気”前後の刺客 「秘めた能力は重賞クラス」

◆【穴馬アナライズVol.3】前日“10人気”以上の爆穴 「巻き返し要素はてんこ盛り」

◆【危険な人気馬】マイルGI馬は“消し”評価 2つの懸念が「今回は凶と出てしまう」

▼追い切り診断
◆【追い切り診断】ソダシを上回る「S」の最高評価 「新マイル女王の座は目前」

◆【追い切り診断】スターズオンアースに迫る高評価「A」 「まず勝ち負けになる」

◆【追い切り診断】GI馬にまさかの不満「B」評価 「皮一枚、厚い感が否めない」

◆【追い切り診断】ソングラインを上回る「A」の高評価 「ここで悲願のGI獲りか」

▼データ攻略
◆【データ攻略】人気一角のGI馬に「2.1.1.0」 スタミナが問われる舞台も追い風

◆【データ攻略】惜敗続く4歳馬に2つの“馬券内率100%” 「千載一遇のチャンス」でGI初制覇へ

◆【データ攻略】想定“8人気”以下に馬券内率8割超 コース×瞬発力で大駆けに警戒

◆【データ攻略】人気落ちの実力馬に“勝率75%” スターズオンアースに再び先着の好機

◆【WIN5予想】メインはソダシ“消し”で伏兵含む厳選3頭 京都11RはGI経験馬「一点突破」

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】上位人気2頭は“勝率0%”の試練 人気以上に走る「好枠」に警戒

◆【前走ローテ】最多4勝の阪神牝馬S組は2着馬以下に注目 巻き返し狙う“刺客”に警戒

◆【脚質傾向】スターズオンアースは4角位置次第 差しは「上がり4位以内」に警戒

◆【人気傾向】ソダシの連覇に“黄信号” 軸候補は10年連続馬券内の中穴

文●中井達也(SPREAD編集部)


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします