今週は東京競馬場で牝馬GI・ヴィクトリアマイル(芝1600m)が行われる。二冠馬スターズオンアースに、連覇を狙うソダシ、安田記念勝ち馬ソングラインなど豪華メンバーが揃った今年。その半面、長期休養明けに久しぶりの芝1600m戦など人気馬に不安要素が存在するのもまた事実だ。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「穴馬データ」としてララクリスティーヌを取り上げる。
◆【ヴィクトリアマイル2023予想/穴馬アナライズVol.1】単勝オッズ“2桁”の盲点 「この条件がどハマりの可能性」
Advertisement
■左回りでのパフォーマンスは優秀
昨年2月以降、連対を外していない安定株。とはいえ未経験のGIレースにGI馬が多数出走というメンバー構成では見劣りしてしまう印象だが、今回はコース替わりがプラスに働きそうだ。
・左回りの成績【4.2.0.1】
馬券内率は85.7%。そのなかには東京芝1600mでの勝利も含まれており、コース適性の高さは折り紙つきだ。これまで挙げた6勝中4勝が上がり3F34秒0以内と当レース向きの瞬発力を有している馬。若武者・菅原明良を背に大駆けを警戒すべき1頭と言えよう。
◆【ヴィクトリアマイル2023予想/追い切り診断】ソダシを上回る「S」の最高評価 「新マイル女王の座は目前」
▼その他、データ攻略
◆【データ攻略】人気一角のGI馬に「2.1.1.0」 スタミナが問われる舞台も追い風
◆【データ攻略】惜敗続く4歳馬に2つの“馬券内率100%” 「千載一遇のチャンス」でGI初制覇へ
◆【データ攻略】人気落ちの実力馬に“勝率75%” スターズオンアースに再び先着の好機
◆【WIN5予想】メインはソダシ“消し”で伏兵含む厳選3頭 京都11RはGI経験馬「一点突破」
ヴィクトリアマイル2023予想コラム一覧
▼騎手データ
◆【騎手データ】ソダシ・レーン騎手は“押さえ”評価 馬券内率75%の穴メーカーに食指
▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】単勝オッズ“2桁”の盲点 「この条件がどハマりの可能性」
◆【穴馬アナライズVol.2】想定“8人気”前後の刺客 「秘めた能力は重賞クラス」
◆【穴馬アナライズVol.3】前日“10人気”以上の爆穴 「巻き返し要素はてんこ盛り」
◆【危険な人気馬】マイルGI馬は“消し”評価 2つの懸念が「今回は凶と出てしまう」
▼追い切り診断
◆【追い切り診断】ソダシを上回る「S」の最高評価 「新マイル女王の座は目前」
◆【追い切り診断】スターズオンアースに迫る高評価「A」 「まず勝ち負けになる」
◆【追い切り診断】GI馬にまさかの不満「B」評価 「皮一枚、厚い感が否めない」
◆【追い切り診断】ソングラインを上回る「A」の高評価 「ここで悲願のGI獲りか」
▼血統傾向
◆【血統傾向】今回はベスト条件で単回収値「500」超 リベンジ狙うGI馬が想定“2桁”オッズの妙味
◆【血統傾向】想定“10人気”前後に本格化の気配 複回収値「250」が上位進出への証
▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】上位人気2頭は“勝率0%”の試練 人気以上に走る「好枠」に警戒
◆【前走ローテ】最多4勝の阪神牝馬S組は2着馬以下に注目 巻き返し狙う“刺客”に警戒
◆【脚質傾向】スターズオンアースは4角位置次第 差しは「上がり4位以内」に警戒
◆【人気傾向】ソダシの連覇に“黄信号” 軸候補は10年連続馬券内の中穴
▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2023ヴィクトリアマイル-データ分析編」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。