【中山記念/追い切り診断】高評価「A」は想定10人気以下 「このデキなら勝ち負けがあっても」

 

【中山記念/追い切り診断】高評価「A」は想定10人気以下 「このデキなら勝ち負けがあっても」

■ボーンディスウェイ

【中間調整】2歳暮れのホープフルSで5着、3歳初戦の弥生賞ではアスクビクターモア、ドウデュースに続く0秒1差3着と早い段階から高い素質をアピールしていた。3歳秋以降は自己条件で走り、勝ち味に遅さはあったものの昨年12月の常総Sで条件クラスに別れを告げ、前走の中山金杯が古馬となっての重賞初挑戦。1角で自身が斜行し、若干スムーズさを欠いたものの前々で流れに乗り、4着に粘った。

◆【中山記念2024予想/追い切り診断】ヒシイグアスを上回る「S」の最高評価 「ギアチェンジ後の切れはさすが」

その後、得意の中山中距離重賞である中山記念へ進むのは既定路線。短期放牧を挟んで1月30日に美浦へ戻り、2月1日に坂路15-15の初時計を出す。以降、ウッドと坂路を併用するいつも通りの調整が進み、ウッドでは先行、追走とパターンに変化を持たせ、この馬の高い操縦性と対応力に磨きを掛けている。1週前はまず坂路14-14で体をほぐしてから、ウッドで最内を突く3頭併せを敢行。6馬身以上先に行かせた2頭を楽に追い詰め、手応えで圧倒したままそれぞれに合わせて併入とした。

【最終追い切り】レース当週は木幡巧騎手が騎乗し、ウッド単走。馬の前向きさを削がないよう速いラップを刻み、直線は外ラチ沿いへ誘導する。飛ばし気味だったとはとても思えないほどにいい手応えのまま、ラストは体をグンと沈めて加速した。単走を感じさせない気迫があったのもいい。

【見解】もとより稽古で目立つタイプではあるが、冬場がいい馬のようで気配は際立っている。前走・中山金杯時も力強い踏み込みが好印象だったが、今回はさらに力強さがアップし、気合い乗りも良化。チーク装着の効果で一時期の不振を脱した感があるし、このデキなら勝ち負けがあっても。

総合評価「A」

中山記念2024 予想コラム一覧

特集

◆【馬券攻略】「先行馬が圧倒的有利も外枠好走は多数」出走予定・枠順、予想オッズ、過去10年データ・傾向

◆【馬券攻略】芸能人・予想家の「中山記念」本命・注目馬予想まとめ 「11人気1着ペプチドナイルをズバリ指名」

Advertisement


◆【馬券攻略】中山記念2024大口投票パトロール「エルトンバローズの単勝に100万円か」

◆【馬券攻略】「トリッキーな中山巧者はだれだ」 単回収値100超の“ベタ買い”ジョッキー

◆【高配当メソッド】昨年は3連単12万馬券 1人気は「3.0.0.7」の劣勢 フルゲート伏兵多数で“高め”チャンス

騎手データ

◆【騎手データ】“連対率63%”単複回収値150オーバー 伏兵もバンバン連対圏へ導く名手は?

追い切り評価

◆【追い切り診断】ヒシイグアスを上回る「S」の最高評価 「ギアチェンジ後の切れはさすが」

◆【追い切り診断】打倒・ソールオリエンスの一角は辛口「B」の低評価 「まだ若干重苦しい状態」

◆【追い切り診断】エルトンバローズを超える高評価「A」 「攻めの本気度が今年は違う」

データ・過去傾向

◆【データ攻略】外枠でも押さえるべき“馬券内率71%”ホース 「3.1.1.2」ローテで急浮上

◆【データ攻略】即消し厳禁の“忘れそうな穴馬” 「2.2.0.0」該当でソールオリエンス斬りへ

◆【枠順傾向】ソールオリエンスに“複勝率8%”の暗雲 5枠より外の伏兵に好走チャンス

◆【前走ローテ】ヒシイグアスが“人気上位総崩れ”データ該当 想定単勝20倍台の伏兵に「3.1.1.1」で本命視

穴馬予想

◆【穴馬アナライズ】「ソールオリエンスが人気ならこっちが……」 単勝オッズ“2桁”以上の妙味

◆【穴馬アナライズ】「ヒシイグアスと遜色ない中山巧者」 想定“10人気”前後の爆穴

◆【穴馬アナライズ】想定“6人気”以下の盲点 「サウスポーと決めつけると痛い目に遭う」

◆【WIN5予想】エルトンバローズ“消し” 重賞2鞍は前走大敗馬狙い「2度目の億超えへ」

◆【危険な人気馬】中山実績上位も“消し” 「0.0.0.34」で馬券圏内皆無 「開幕週はマッチしない」

著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。