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【MLB】大谷翔平は“打撃指標”の上位を席巻、タイプが異なるベッツとフリーマン 公式データで見るドジャース強力打線

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】大谷翔平は“打撃指標”の上位を席巻、タイプが異なるベッツとフリーマン 公式データで見るドジャース強力打線
ドジャース・大谷翔平(C)ロイター

大谷翔平投手、山本由伸投手ら大物選手を次々と獲得し、4年ぶりの世界一を目指すナ・リーグ西地区の名門ドジャース。20日(日本時間21日)終了時点で、48試合を消化し33勝17敗。2位のパドレスに早くも8ゲーム差をつけて、首位を独走している。

他球団を寄せ付けない、圧倒的なパフォーマンスは常勝球団ならでは。ここでは、各種スタッツで特に優れた打者たちを公式データを見ていこう。

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■巧打者の代表格フリーマン

近年とりわけ重要視されるのが「平均打球速度」。速く、強い打球が飛べば野手の間を抜けやすくなり安打が増える。今季のドジャースで「平均打球速度」トップに君臨するのが大谷だ。平均94.9マイル(約152.7キロ)は、メジャーリーグ全体でも4位に位置する。(80回以上計測した選手で)打球速度チーム2位は、新加入のテオスカー・ヘルナンデス外野手の平均91.4マイル(約147キロ)。三振は多い選手だが、逆方向でも楽々とスタンドへ運ぶパワーを持つ。

続いて、最近MLB公式でも閲覧可能になった「スイング速度」。こちらも75.3マイル(約121.1キロ)の大谷と73.7マイル(約118.6キロ)のテオスカーがチームトップ2に立っている。上位打線を形成するムーキー・ベッツ内野手や、フレディ・フリーマン内野手は意外にも平均以下。強打者というよりも、巧打者の部類に入る。

そして、安打になりやすい打球角度8度から32度の割合「スイートスポット%」。チームトップはフリーマンの48.6%で、昨季に続いてメジャー全体でも堂々のナンバーワン。毎年安定して高打率を残せる理由のひとつがここにある。チーム2位は44.5%のベッツ、3位に大谷の43.0%と続く。

開幕から大きな注目を集めるドジャースの上位打線だが、タイプの違う優秀な打者が揃っていることがわかる。各選手の特徴を踏まえた上で試合を観ると、また違った楽しみ方ができるのではないだろうか。

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