■デアリングタクト
【中間調整】復帰2戦目だった今年6月の宝塚記念で3着に入り、力が衰えていないことをアピールした。年内は国内専念。秋初戦としてオールカマーを使われたが、内が極端に伸びるトラックバイアスのなか外を回らされた影響もあり、1秒0差の6着に終わっている。その後は短期放牧を挟み、10月20日に栗東へ入厩。当初の予定通り、エリザベス女王杯に向けて調整が進められてきた。坂路でジワジワと負荷を強めていくいつも通りの立ち上げを経て、11月2日の1週前追いは松山騎手が騎乗してのCW併せ馬。終い重点の3頭併せで、余力を残して1頭を置き去りにし、もう1頭と併入という動きができていた。
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【最終追い切り】レース当週は坂路で終い重点の調整。反応を確かめる程度となった。坂の途中で鞍上が促すと機敏に反応し回転数を上げて伸びる。走りがこぢんまりしている感があり、迫力という点ではいささか物足りなさもあったが、まずまず素軽くは動けていた。
【見解】1週前追いはラストの雰囲気こそ悪くなかった。しかし本来いい頃であれば全体時計もしっかり出すところで、攻めを手控えた今回はその点で物足りなさを感じる。オールカマーの反動が何かしらあるのかもしれない。最終追いも求めるレベルの高さゆえだが、迫力不足の感。底力は断然でコース実績も十分だが、状態面では一抹の不安を感じるところだ。
総合評価「B」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。















