【弥生賞/追い切り診断】最高評価「S」は有力馬 “前哨戦仕様”を感じさせず「抜群の域」

■ドウデュース

【中間調整】小倉の新馬戦、東京のアイビーSと連勝。しかし、いずれもクビ差の辛勝で、初のマイル挑戦だったことも含め前走のGI・朝日杯フューチュリティSでは3番人気という支持に留まっていた。しかし蓋を開けてみればマイルの流れになんなく対応し、直線では力強く脚を伸ばして2着セリフォスをねじ伏せて勝利。無傷の3連勝で2歳シーズンを終え、同年の最優秀2歳牡馬に選出された。当初は皐月賞へ直行する可能性もあったようだが、放牧先での順調さと、中山を経験させておきたいという意図から弥生賞への参戦が決定。2月9日に栗東へ戻り、10日にCWでさっそく15-15をこなしている。2歳時と同様、坂路、コース、プールを併用して調整されており、2週前にCW3F37秒0-1F11秒2(強め)と豪快に動いて順調さをアピール。1週前追いには武豊騎手が騎乗し、古馬オープンら2頭を圧倒。この日もCW3F36秒5-1F11秒3(強め)で、この時点でほぼ仕上がっていた。

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【最終追い切り】レース当週は馬を気分良く走らせることを目的にゆったりと入る。目標としたのはドウデュースに引けを取らない3歳の素質馬サトノヘリオスだったが、これに直線入り口でピタッと張り付くと、重心をさらにグンと沈めて加速。相手も稽古駆けする馬だけにしっかり抵抗してくるが、その分ドウデュースは伸びて対応。結局、まったくの馬なりで併入フィニッシュとなった。

【見解】負荷を掛けられた2週前、1週前の動きは豪快そのもの。輸送を控えた最終追いは楽な内容だったが、それでいて集中力抜群の雰囲気から稽古駆けする僚馬をアオってみせた。攻め気配は“前哨戦仕様”を感じさせず、抜群の域だ。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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