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【弥生賞/穴ライズ】馬券内で“万馬券”射程 「前走の再現なれば一発ある」

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過去10年、弥生賞での1番人気は【3-2-1-4】。今年出走するドウデュースと同じ無敗の2歳王者は、2018年のダノンプレミアムこそ勝利したが、昨年のダノンザキッドは3着、16年のリオンディーズは2着に敗れている。

この2頭は後の戦績を見ると、マイル適性が高い馬たちだった。ドウデュースは母がBCフィリー&メアスプリント2着など、米国のダート6~7Fを主戦場とした馬であり、過去の2歳王者たちと同じく、距離適性の不安はつきまとう。ここはあくまで連軸の評価が賢明か。

◆【弥生賞ディープインパクト記念2022予想/穴馬アナライズVol.3】単勝“下位人気”の盲点 「コース替わりで逆転の目あり」

【弥生賞/穴ライズ】単勝“下位人気”の盲点 「コース替わりで逆転の目あり」

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一方、台頭しているのがステイヤータイプ。過去3年の優勝馬を見ると、菊花賞馬・タイトルホルダー、菊花賞3着のサトノフラッグ、阪神大賞典3着のメイショウテンゲンと、後に長距離戦で活躍した馬が並んでいる。

弥生賞は例年、前半36秒台で入り、それでいて後半35秒台のケースが多く、勝ち時計は本番・皐月賞より2秒以上遅い勝ち時計で決着する。つまり、弥生賞では将来のステイヤー候補に「穴馬」が潜んでいるというわけだ。

■リューベック

GI2勝のディアドラを姉に持つリューベックは、2走前の札幌2歳Sで3番人気6着に敗れているが、これはゲートで競走除外となった馬のアオりを受けてのもの。集中力を欠いて出遅れた上に、直線でも本来の脚が使えなかった。まったく参考にならず、度外視していい一戦だ。

4カ月半ぶりの実戦となった前走の若駒Sでは、札幌2歳Sのうっぷんを晴らすかのような逃げ切り勝ち。直線で先行集団に一度は並ばれ、そのまま飲み込まれるかと思われたが、そこから二枚腰を使って他馬を突き放す強い競馬だった。これくらい走れていいポテンシャルは持っている。

前走はプラス18キロの馬体重が示すようにやや馬体に余裕があっただけに、久々を一度使われた上積みは十分に見込めそう。いかに道中をリズムよく進むかが好走の鍵を握っており、スムーズなら一発があっていい。

◆【弥生賞ディープインパクト記念2022予想/穴馬アナライズVol.1】想定“7人気”前後の伏兵 「レースぶりから条件はドンピシャ」

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弥生賞ディープインパクト記念2022予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【S評価】最高評価「S」は有力馬 “前哨戦仕様”を感じさせず「抜群の域」

◆【A評価】人気の盲点に「A」の高評価 休養効果で「前走以上の雰囲気」

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◆【A評価】有力馬を上回る「A」評価は穴馬 気配上々で「上位食い込みは十分」

◆【B評価】上位人気に不満の「B」評価 時計は優秀も「背中や脚元の疲れが……」

▼データ予想
◆【データ攻略-前編】無敗の2歳マイル王 “馬券内率100%”に該当も「差し損ね」に警戒

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◆【データ攻略-後編】想定“5人気”前後の伏兵 最多6勝を誇る「血の力」で実績馬を一蹴

◆【騎手データ】条件合致で“連対率85%超”に急浮上 「栗東のレジェンド」に要注目

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】GI馬ドウデュースは6枠7番に入る 6年連続好走の「8枠」には伏兵2頭

◆【血統傾向】コース相性も問題なし 中山芝で単回収値「248」の良血馬に“買い”のジャッジ

◆【脚質傾向】昨年は逃げが勝利も、馬券圏内への絶対条件とは

◆【前走ローテ】ハイレベルのホープフルS組は“劣勢”も 注目は1800mから参戦の爆穴

◆【人気傾向】クラシック前哨戦は平穏決着か 過去には“40万馬券”も上位人気信頼

▼UMAJINチャンネル「必勝!岡井塾-弥生賞編」

著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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