【金鯱賞/データ攻略-後編】「人」の力で浮上する惑星 馬券内率60%で波乱を呼ぶ

 

【金鯱賞/データ攻略-後編】「人」の力で浮上する惑星 馬券内率60%で波乱を呼ぶ

前編ではジャックドールレイパパレのデータについて取り上げたが、後編でデータ面から上位進出の可能性を秘めた穴馬候補2頭を取り上げたい。

◆【金鯱賞2022予想/データ攻略-前編】人気一角に警鐘 得意条件も「勝率0%」の壁

【金鯱賞/データ攻略-前編】人気一角に警鐘 得意条件も「勝率0%」の壁

【金鯱賞/データ攻略-前編】人気一角に警鐘 得意条件も「勝率0%」の壁

■データが導く2022金鯱賞の穴馬候補は

<穴候補1 シャドウディーヴァ>

GIを使われた近2走は掲示板外。一線級の牡馬相手との差を感じさせる内容で、今回もGIIとはいえ強力な牡馬が揃った印象。戦前の評価は決して高いものとは言えないが、ここでは「人の力」に着目したデータをご紹介。

・福永祐一の2021年以降の中京芝重賞成績【3-4-2-6】

馬券内率は60%。単勝回収率169%、複勝回収率132%とそれぞれ優秀な数字を残しているのだ。「中京の鬼」と呼んで差し支えない鞍上を背に臨む今回、舞台は8連対中7連対を挙げる左回り。侮れない1頭と言える。

<穴候補2 サンレイポケット>

昨年秋は天皇賞・秋、ジャパンCとそれぞれ4着。前走京都記念3着と穴馬と呼ぶにはやや人気寄りかもしれないが、この馬もデータ面での上積みが大きい。

・叩き2戦目の成績【0-2-1-1】

このローテーションで馬券外に敗れたのは前述の天皇賞・秋の4着のみ。エフフォーリア、コントレイル、グランアレグリアと当時のTOP3が上位を占めたレースゆえ仕方ない結果だ。昨年は6着に終わってしまったが、中京芝2000mは2勝を挙げているコースでもある。ふたつめの重賞タイトルを手に入れるシーンは想定すべきだろう。

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◆【金鯱賞2022予想/データ攻略-前編】人気一角に警鐘 得意条件も「勝率0%」の壁

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▼その他、データ予想
◆【金鯱賞2022予想/騎手データ】人気馬に騎乗の名手は“切り候補” 狙うべきは穴騎手の2人

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金鯱賞2022予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【S評価】重賞未勝利馬に最高評価「S」 気配絶好で「勝ち負けになっていい」

◆【A評価】人気一角に及第点「A」評価 上積み大で「巻き返しに期待」

◆【A評価】有力馬を上回る高評価「A」は人気薄 素軽さアップで「好勝負必至」

◆【B評価】有力馬に不満の「B」評価 ギアが入らず「前哨戦仕上げ」か

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズ-後編Vol.1】単勝“10人気”前後の爆穴 「前走は負けて強しの好内容」

◆【穴馬アナライズ-後編Vol.2】想定“20倍”前後の伏兵 「展開利で連続好走の好機」

◆【穴馬アナライズ-後編Vol.3】惜敗続きで“人気落ち”の妙味 「中京なら必ず飛んでくる」

◆【危険な人気馬-前編】実績上位の人気馬は“消し” 春の中距離路線を占う一戦で「買うべきではない」1頭とは

◆【危険な人気馬-後編】条件不問の“優等生”を本命視 「昨年以上の着順があってもいい」

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】2年連続Vの「5枠」にはGI馬が入る 注目のジャックドールは3枠に

◆【血統傾向】惨敗続きの穴馬に”妙味” 単回収値「238」の復活を期す重賞馬

◆【脚質傾向】開幕週の中京は「先行決着」濃厚 今年も逃げ残りに注意

◆【前走ローテ】GI馬アカイイトに警鐘 「有馬記念組」に隠された着順の罠

◆【人気傾向】昨年は最低人気が勝利で波乱決着 今年も伏兵馬の浮上なるか

▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2022金鯱賞編」

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。