Advertisement

【阪神JF/前走ローテ】アルテミスS組が中心も、前走・1勝クラス組に潜む穴馬候補3頭

【阪神JF/前走ローテ】アルテミスS組が中心も、前走・1勝クラス組に潜む穴馬候補3頭

11日に阪神競馬場で行われる第74回阪神ジュベナイルF(GI、芝1600m)の過去10年データ分析を紹介する。

アルテミスSをデビューから2連勝で制したラヴェル、同2着も新馬でJRA史上最速タイの上がり3F31秒4を繰り出し評判の高いリバティアイランド、札幌2歳Sを制したドゥーラらが出走予定。

ここでは予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

◆【阪神ジュベナイルフィリーズ2022予想/追い切り診断】リバティアイランドを上回る高評価 「さすがの厩舎力といったところ」

Advertisement

■前走・アルテミスS組は現在2連勝中

過去10年、最多4勝を誇るのは前走・アルテミスS組。【4.3.3.23】と10頭が馬券に絡み、2020年のソダシ、昨年のサークルオブライフと現在2連勝を飾る。2019年は1番人気のリアアメリアが6着に敗れたが、ほぼ毎年、上位を賑わせる王道ローテだ。

[阪神ジュベナイルフィリーズ]過去10年の前走ローテ

アルテミスS 【4.3.3.23】 勝率12.1%、連対率21.2%、複勝率30.3%
ファンタジーS 【3.0.2.32】 勝率8.1%、連対率8.1%、複勝率13.5%
アイビーS 【1.1.0.1】 勝率33.3%、連対率66.7%、複勝率66.7%
札幌2歳S 【1.0.0.1】 勝率50.0%、連対率50.0%、複勝率50.0%
からまつ賞 【1.0.0.0】 勝率160.0%、連対率160.0%、複勝率160.0%
サフラン賞 【0.2.1.2】 勝率0.0%、連対率40.0%、複勝率60.0%
京王杯2歳S 【0.1.1.3】 勝率0.0%、連対率20.0%、複勝率40.0%
新潟2歳S 【0.1.0.3】 勝率0.0%、連対率25.0%、複勝率25.0%
りんどう賞 【0.1.0.5】 勝率0.0%、連対率16.7%、複勝率16.7%
白菊賞 【0.1.0.8】 勝率0.0%、連対率11.1%、複勝率11.1%

Advertisement

前走・アルテミスS組を着順別に見ると、1着馬は【3.1.1.5】、2着馬は【1.1.1.3】。今年の1着馬ラヴェル、2着馬リバティアイランドが中心的存在なのは間違いないが、3着以下は【0.1.1.15】と数値はガクンと落ちる。今年の3着馬アリスヴェリテ(抽選対象)以下は厳しい。

前走・ファンタジーS組は【3.0.2.32】と過去3勝をマーク。しかし、2018年の1番人気ダノンファンタジー、19年の4番人気レシステンシアと連勝を飾った後、20年は3番人気メイケイエールが4着、昨年は4番人気ウォーターナビレラが3着に残ったが、前走・アルテミスS組ほどの信頼は置けない。

Advertisement

前走・ファンタジーS組の着順別成績は1着馬【2.0.1.4】、2着馬【1.0.0.8】。前述の好走馬も1着馬であり、2着馬は2012年の5番人気ローブティサージュが制して以降、馬券に絡んでいない。今年1着馬のリバーラは合格ラインも、2着馬ブトンドールはデータ上、消しとなる。

◆【阪神ジュベナイルフィリーズ2022予想/データ攻略】2強のうち1頭は“8年連続馬券内”の好条件 「名牝クラスのポテンシャル」

■直行ローテより前走・1勝クラス組が上

ドゥーラが該当する前走・札幌2歳S組は【1.0.0.1】とサンプルが少なく判断が難しい。2013年の5番人気レッドリヴェールは直行ローテで制し、17年のロックディスタウンは1番人気で9着に敗れた。キタウイングが該当する前走・新潟2歳S組は【0.1.0.3】。唯一、2着に好走したのは前述の2013年にレッドリヴェールとハナ差で惜敗のハープスターだった。基本的にはこちらのローテも厳しいか。

クラス別で見ると、前走・新馬/未勝利組【0.0.1.23】、前走・1勝クラス組【1.4.2.42】、前走・オープン/リステッド競走組【1.1.0.16】。前走・1勝クラス組の好走例は多く、昨年こそ前走・赤松賞(1勝クラス)から挑んだナミュールが1番人気で4着に敗れたが、レースで痛恨の出負け。2020年は2番人気サトノレイナスが前走・サフラン賞(1勝クラス)から2着、19年は6番人気マルターズディオサも同じく前走・サフラン賞(1勝クラス)から2着と好走した。

前走・1勝クラス組を距離別に分けると、1400mは【1.1.1.16】、1600mは【0.3.1.20】、1800mは【0.0.0.2】。同距離の前走マイル組が強く、前走・サフラン賞のサンティーテソーロ、前走・赤松賞のミスヨコハマ、前走・白菊賞のムーンプローブの3頭は、出走すれば穴馬候補となる。

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】“鬼門”の8枠に上位人気が集中 リバティアイランドは「馬券内率100%」の好条件

◆【脚質傾向】好走データはラヴェルが上 狙いは前走・東京コースの上がり最速

◆【人気傾向】今年は1人気「1着」の年か 警戒すべきは単勝“30倍”以上の穴馬

◆【動画プレーバック/阪神ジュベナイルフィリーズ2021】3人気サークルオブライフが外から豪快に差し切り3連勝で2歳女王に

阪神ジュベナイルフィリーズ2022予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【追い切り診断】2強の1頭にまさかの辛口「B」評価 「見えない形で尾を引いている」

◆【追い切り診断】リバティアイランドを上回る高評価 「さすがの厩舎力といったところ」

◆【追い切り診断】人気2頭を上回る最高評価「S」 「精神力の強さはかなりのレベル」

◆【追い切り診断】初マイルの伏兵に「A」の高評価 「前走時からさらに数段アップ」

▼騎手データ
◆【騎手データ】軸は“堅実無比”の騎乗成績 一発警戒の伏兵は「4.1.0.1」の好条件

▼データ攻略
◆【データ攻略】2強のうち1頭は“8年連続馬券内”の好条件 「名牝クラスのポテンシャル」

◆【データ攻略】人気一角を後押しする「3.1.1.4」の実績 「2歳戦で無類の強さを発揮する」

◆【データ攻略】連対率8割超を誇る“0・3”のボーダーライン 「鞍上もGI初制覇のトレンドに乗る」

◆【データ攻略】モリアーナと同じ“好走条件”に合致 「グランアレグリアと双璧」の末脚が武器

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズvol.1】前日“10人気”前後の盲点 「明確な敗因があり逆転の余地は十分」

◆【穴馬アナライズvol.2】単勝オッズ“2桁”確定の刺客 「外から“ぶっ飛んでくる”可能性はあり」

◆【穴馬アナライズvol.3】想定“6人気”前後の中穴 「波乱を演出する条件はたっぷりと揃った」

◆【危険な人気馬】世代屈指の切れ者は“消し” 「同じ歴史を繰り返す」

▼血統傾向
◆【血統傾向】想定“10人気”前後に食指 馬券内率4割超の単回収値「785」に合致

香港国際競走2022 データコラム一覧

◆【香港ヴァーズ2022予想/馬連5点勝負】日本馬2騎のうち1頭が軸 相手に想定オッズ“30倍”前後の伏兵

◆【香港スプリント2022予想/馬連4点勝負】中心は地元香港の実力馬 日本馬“軽視”で高配当を狙う

◆【香港マイル2022予想/3連複4点勝負】香港最強馬に挑む“新星”に注目 穴は単勝“8人気”前後の盲点

◆【香港カップ2022予想/馬連4点勝負】ジャックドールvs.パンサラッサのゆくえ 日本馬の1頭は“消し”評価

◆【香港国際競走2022予想】出走馬、枠順、日本馬追い切り、動画

文●SPREAD編集部


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします