■ブトンドール
秋初戦は3カ月半ぶりとなった前走・ファンタジーS。出たなりのスタートからスムーズに後方へ控えると、大外を回して迎えた直線では鋭い伸びを見せて2位入線を果たしている。あまり前半が流れず、気分良く逃げたリバーラが勝利しただけあって、本番を見据えて直線勝負に徹したブトンドールには展開が向かなかったか。敗れはしたものの、脚を余していた感もあり、地力の高さを証明した一戦だった。
◆【阪神ジュベナイルフィリーズ2022予想/データ攻略】モリアーナと同じ“好走条件”に合致 「グランアレグリアと双璧」の末脚が武器
7月の函館でデビューすると、1200m戦の初戦を先行抜け出しで完勝。続く函館2歳Sも中団からの差し切り勝ちで連勝し、世代最初の中央重賞ウイナーに輝いている。スピードの質が高く、それを持続できる心肺機能も備えている。前が激しくやり合い、消耗戦となって底力が問われる流れになれば台頭する。
Advertisement
1ハロン延長の前走でしっかりと折り合えていたように、さらにマイルへと距離が延びても同世代なら守備範囲。前走のレースぶりと末脚があるなら、指揮官がコメントしているよう「外からぶっ飛んでくる」可能性はある。
▼その他、穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】前日“10人気”前後の盲点 「明確な敗因があり逆転の余地は十分」
◆【穴馬アナライズVol.3】想定“6人気”前後の中穴 「波乱を演出する条件はたっぷりと揃った」
◆【危険な人気馬】世代屈指の切れ者は“消し” 「同じ歴史を繰り返す」
阪神ジュベナイルフィリーズ2022予想コラム一覧
▼追い切り診断
◆【追い切り診断】2強の1頭にまさかの辛口「B」評価 「見えない形で尾を引いている」
◆【追い切り診断】リバティアイランドを上回る高評価 「さすがの厩舎力といったところ」
◆【追い切り診断】人気2頭を上回る最高評価「S」 「精神力の強さはかなりのレベル」
◆【追い切り診断】初マイルの伏兵に「A」の高評価 「前走時からさらに数段アップ」
▼データ攻略
◆【データ攻略】2強のうち1頭は“8年連続馬券内”の好条件 「名牝クラスのポテンシャル」
◆【データ攻略】人気一角を後押しする「3.1.1.4」の実績 「2歳戦で無類の強さを発揮する」
◆【データ攻略】連対率8割超を誇る“0・3”のボーダーライン 「鞍上もGI初制覇のトレンドに乗る」
◆【データ攻略】モリアーナと同じ“好走条件”に合致 「グランアレグリアと双璧」の末脚が武器
▼騎手データ
◆【騎手データ】軸は“堅実無比”の騎乗成績 一発警戒の伏兵は「4.1.0.1」の好条件
▼血統傾向
◆【血統傾向】想定“10人気”前後に食指 馬券内率4割超の単回収値「785」に合致
▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】“鬼門”の8枠に上位人気が集中 リバティアイランドは「馬券内率100%」の好条件
◆【前走ローテ】アルテミスS組が中心も、前走・1勝クラス組に潜む穴馬候補3頭
◆【脚質傾向】好走データはラヴェルが上 狙いは前走・東京コースの上がり最速
◆【人気傾向】今年は1人気「1着」の年か 警戒すべきは単勝“30倍”以上の穴馬
◆【動画プレーバック/阪神ジュベナイルフィリーズ2021】3人気サークルオブライフが外から豪快に差し切り3連勝で2歳女王に
◆【記録室】今村聖奈、史上5人目のルーキーイヤー50勝到達まで残り2勝
◆【前日オッズ】リバティアイランドが単勝3.5倍で1人気 “アイドル名付け親”モリアーナは4人気
香港国際競走2022 データコラム一覧
◆【香港ヴァーズ2022予想/馬連5点勝負】日本馬2騎のうち1頭が軸 相手に想定オッズ“30倍”前後の伏兵
◆【香港スプリント2022予想/馬連4点勝負】中心は地元香港の実力馬 日本馬“軽視”で高配当を狙う
◆【香港マイル2022予想/3連複4点勝負】香港最強馬に挑む“新星”に注目 穴は単勝“8人気”前後の盲点
◆【香港カップ2022予想/馬連4点勝負】ジャックドールvs.パンサラッサのゆくえ 日本馬の1頭は“消し”評価
◆【香港国際競走2022予想】出走馬、枠順、日本馬追い切り、動画
著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。
▼UMAJINチャンネル「必勝!岡井塾-阪神ジュベナイルフィリーズ編」