■レインカルナティオ
2度目の重賞挑戦となった前走の中山金杯は、直線で中団から脚を伸ばすも、他馬に挟まれて進路がなくなり12着に大敗。ゴーサインを受けてからは前との差を着実に詰めていただけあって、何よりもこの不利が悔やまれた。力を出し切っていないだけに、ノーカウントでいい。
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前々走のアルゼンチン共和国杯が自身にとって初の重賞レースとなったが、後方から上がり3番手の脚で追い込むも11着まで。スローで前が有利だったことに加え、元々左回りがあまり得意ではない馬。重賞で連続してフタ桁着順に敗れているものの、いずれも敗因がしっかりとしているのでネガティブになる必要はない。
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不利があった前走を除けば、中山の芝中距離戦は【3.1.1.0】と複勝率100%の得意舞台。前回からの継続騎乗となった鞍上の石川騎手も、今回が2回目のコンビとなれば脚の使いどころにも前進があるだろう。買い材料が複数存在する今回、再度見直してみたい。高配当の使者となる資格は十分にある。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。