■ラーゴム
2022年の京都記念以来、久々の芝のレースとなった前走の中山金杯は、外から渋太く脚を伸ばして9番人気9着。数字だけ見れば可もなく不可もなくだが、終始外をまわらされるロスの多い競馬だったことに加え、道中は行きたがるシーンも。さらにトップハンデの58キロを背負っていながら、勝ち馬とは0秒3であれば、高く評価していい内容と言える。
◆【アメリカジョッキークラブカップ2023予想/血統傾向】前走大敗から巻き返しの予感 単回収値「444」の妙味は無視できない
3歳時にはGIIIのきさらぎ賞を制し、クラシック候補の一頭として注目を集めた馬。皐月賞13着、ダービーでは12着といいところがなかったものの、元々のポテンシャルは優に重賞級で、もちろん今回のメンバーの中に入っても引けを取らないだろう。昨年はダート戦に矛先を向けて中央地方問わず転戦したが、交流重賞で2度の2着と3着1回など、力の衰えも見られない。
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長くいい脚を使うタイプなだけあって、向こう正面の頂上から勝負どころまでスピードに乗りやすい外回りコースはプラス。さらに前回のハンデ戦から今回は別定戦と、ライバルとの斤量差が縮まるのもいい。そして気難しい面があるだけに、バシュロ騎手が2度目の騎乗となるのも好材料だ。条件好転で一発ありと見た。
▼その他、穴馬予想
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◆【穴馬アナライズVol.3】単勝オッズ“2桁”想定の妙味 「重賞大敗が嫌われるなら相当オイシイ」
◆【危険な人気馬】人気の4歳馬一角は“消し” 「重賞実績と距離経験が必須の舞台」
アメリカジョッキークラブカップ2023予想コラム一覧
▼追い切り診断
◆【追い切り診断】4歳馬一角に高評価「A」 「年明けGIIを戦うにあたり申し分のない状態」
◆【追い切り診断】ガイアフォースを上回る「S」の最高評価 「勢いを持続し、さらに上昇」
◆【追い切り診断】連敗中の実績馬は辛口「B」評価 「併せ馬で気迫不足が気になる」
◆【追い切り診断】実績馬を上回る高評価「A」 「ひと息入った影響なく、リフレッシュ◎」
▼データ攻略
◆【データ攻略】人気一角を後押しする「連対率75%」 「トレンド血統」が中山芝で活きる
◆【データ攻略】前走“2桁”着順の馬に「勝率100%」 「圧勝」の過去を持つ条件で誓うリベンジ
◆【データ攻略】有馬記念勝ち馬がフラッシュバック 「2.0.0.0」×血統×馬主が導く激走のサイン
◆【データ攻略】この舞台での「馬券内率100%」 想定“10人気”前後の穴馬が波乱の使者に
▼騎手データ
◆【騎手データ】条件合致でルメールを上回る“連対率7割超” アタマで一発狙える大ベテランとは
▼血統傾向
◆【血統傾向】想定単勝オッズ“2桁”の伏兵 馬券内率「6割超」の巻き返しに期待
◆【血統傾向】前走大敗から巻き返しの予感 単回収値「444」の妙味は無視できない
▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】人気一角は馬券内率8割の6枠に 好枠の7枠にエピファニーが入る
◆【前走ローテ】重賞・GI組が毎年2頭は馬券内 4連勝中エピファニーの評価は…
◆【脚質傾向】先行が最多7勝と活躍も、中山芝重賞で「パーフェクト連対」は差し
◆【動画プレーバック/アメリカジョッキークラブカップ2022】3人気キングオブコージが後方から上がり最速の脚で1年8カ月ぶりとなる重賞2勝目を挙げる
著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。