メジャーリーグは15日(日本時間16日)、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦が行われ、ヤンキースが6-3でガーディアンズに勝利。対戦成績を2勝0敗とし、ワールドシリーズ進出へ一歩前進した。先発のゲリット・コール投手は、4回1/3を投げ6安打2失点で降板。2度の満塁のピンチを背負うなど4四球と安定感を欠いたが、リリーフ陣が反撃を凌いで逃げ切った。
この日は、主砲のアーロン・ジャッジ外野手が今ポストシーズン初アーチを記録するなど3打点の活躍。試合後にメディアの取材に応じたジャッジは、敵地へ乗り込む第3戦以降について意気込みを語っている。
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■本拠地でガーディアンズに連勝
ガーディアンズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦。ヤンキースは、エースのコールが4回1/3を投げ6安打4四球2失点。4回表と5回表に、連打と四球で満塁のピンチを背負うなど苦しい場面が続いたが、2番手のクレイ・ホームズ投手が連日の好投を見せると、計5投手の継投で逃げ切り。最終回には抑えのルーク・ウィーバー投手が、ホセ・ラミレス内野手に一発を浴びたものの、リードを保って試合を締めた。
打っては、主砲のジャッジが2回裏に犠飛で貴重な追加点を挙げると、7回裏には今ポストシーズン初本塁打でダメ押し。3打数1安打3打点の活躍でチームを勝利に導いた。
■前打者ソトが敬遠も「自分も指示する」
試合後、会見に臨んだジャッジは待望の一発について「自身がコントロール出来ることに集中するしかない。かつての伝説の選手たちのように、私もヤンキースタジアムで何度もブーイングを受けた。ファンは勝つところが見たいからね」と、冷静に語った。
また、2回裏の打席では、前を打つ好調のフアン・ソト外野手が敬遠される悔しい一幕も。「今の状況なら、自分も彼の敬遠を指示するだろう」と、こちらもあくまで意に介さない様子。「勝つか、帰るかだ。全てがかかっている」と、勝利優先の姿勢を崩さなかった。
ニューヨークの地元メディア『SNY』は試合を振り返り、「もしも今ジャッジのロックが外れたら、相手にとって厄介だ」と主砲の猛打復活に期待を寄せた。対戦成績を2勝0敗としたヤンキースは、17日(同18日)から敵地クリーブランドへと乗り込む。主砲が本格的に目を覚ませば、世界一奪還へ大きく加速することは間違いない。
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