【根岸S/騎手データ】条件合致で数値“急上昇” 複勝率80%を誇る栗東の大ベテランに注目

30日は東京競馬場でフェブラリーSの前哨戦となる根岸S(GIII、ダ1400m)が行われます。

2000年までは東京ダ1200mで行われましたが、2001年以降は時季が1月下旬から2月上旬に移され、東京ダ1400mが舞台となりました。今回は中山競馬場で行われた2003年を除く、2001年以降の過去データを集計の上、根岸Sの気になる騎手データを見て行きます。

なお、2週前の日経新春杯でデータ注目騎手として取り上げた川田将雅騎手、先週のアメリカJCCでも同様に取り上げた横山典弘騎手が見事レースで優勝。今年の重賞は騎手データを重視し馬券を組み立てるのが正解かもしれません。

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■栗東の大ベテラン・岩田康誠騎手が優秀

今年の根岸Sに騎乗する騎手の中で過去騎乗経験があるのは次の11騎手。各騎手の騎手データは次の通りです。

[2001年以降]根岸Sの騎手別成績(2003年の中山開催を除く)

先週のアメリカJCCもそうでしたが、騎手ごとの乗れている・乗れていないが表から一目瞭然となる重賞です。2001年以降のデータながら連対経験があるのは僅か4名で、他7騎手はサンプル数が物足りません。

今回は連対経験がある4騎手を中心に見て行きましょう。その中で連対率こそ28.6%と控えめながら、着順と人気のバランスに優れるのが栗東の大ベテラン・岩田康誠騎手です。3着数の多さが連対率に反映されないものの、複勝率で見ると71.4%ですから、この重賞では頼りになる騎手ですね。2009年のフェラーリピサ(4人気1着)、2012年のテスタマッタ(5人気3着)、2013年のセイクリムズン(10人気3着)など人気以上の成績を収めるレースが多く、人気薄でも侮れない騎手です。

なお【岩田康誠騎手】×【関西馬】の組み合わせは過去【1-0-3-1】で複勝率は80%にまで上昇。今年は前日16時時点で8番人気のテイエムサウスダン(牡5、栗東・飯田雄三厩舎)に騎乗予定ですから押さえは必須と考えます。

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■C.ルメール騎手は連対率の高さが魅力

続いてC.ルメール騎手を見て行きましょう。2017年のベストマッチョ(2人気12着)の結果が尾を引き、人気と比べると着順の落ち込みは見られるものの、2016年のタールタン(6人気2着)、2019年のユラノト(3人気2着)、2020年のモズアスコット(3人気1着)らのように1番人気以外で結果を残せている点は強調できますね。

また【C.ルメール騎手】×【関西馬】の組み合わせは過去【1-2-1-1】とこちらは連対率60%、複勝率80%にまで数値上昇。奇しくもC.ルメール騎手も関西馬のエアアルマス(牡7、栗東・池添学厩舎)に騎乗予定ですから、データ上は期待できそうです。なお、エアアルマスは前日16時時点で7番人気。C.ルメール騎手が騎乗予定だったクロパラントゥが除外になったことで急遽コンビ結成となりましが、人気以上の走りが見られるのか注目です。

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■戸崎圭太騎手は連軸候補か

最後に紹介するのが戸崎圭太騎手です。2019年のサンライズノヴァ(1番人気8着)、昨年のスマートセラヴィー(7番人気16着)で大きく敗れたことで、人気と着順のバランスは今ひとつですが、2016年から2018年にかけては3年連続で連対と根岸Sでは勝負強い騎乗を見せます。

同騎手の騎乗馬ですが、注目したいのは前走で出走していた場所です。【戸崎圭太騎手】×【前走関西に出走】は【0-0-0-3】の切りデータとなる一方で【前走関東に出走】は【1-1-0-0】と連対率100%データが見つかりますね。今年の根岸Sで同騎手は前走で東京に出走したソリストサンダー(牡7、栗東・高柳大輔厩舎)に出走予定。熱いデータに該当しますので、連軸候補として考えたいところです。

以上、根岸Sの気になる騎手データを紹介しました。今回は人気と着順のバランスと複勝率を重視し岩田康誠騎手とC.ルメール騎手の2名をデータ注目騎手として推奨します。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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