第36回・根岸S(GIII、ダ1400m)の枠順が28日、発表された。
昨年の武蔵野Sを勝利したソリストサンダーは5枠9番に、東京ダート1400mで目下2連勝中と勢いに乗るヘリオスは4枠7番、武蔵野S、カペラSと連続で3着に好走しているオメガレインボーは3枠5番からのスタートとなる。
◆【根岸ステークス2022予想/追い切り診断】最高評価「S」は完成形を迎えた有力馬 気迫、覇気は申し分なく「万全の仕上げ」
■4枠に上位人気候補2頭が入る
上位人気が予想されるソリストサンダーが入った5枠は【1-2-0-17】勝率5.0%、連対率15.0%という成績で2018年にサンライズノヴァが1番人気で2着になってからは1頭も馬券に絡めていないだけに全幅の信頼は置けない。こちらも上位人気が予想されるヘリオスとタガノビューティーが入った4枠は【1-1-2-16】勝率5.0%、連対率10.0%、複勝率20.0%となっており、20年にスマートアヴァロンが9番人気ながら3着に、13年にはメイショウマシュウが5番人気で1着になるなど着順が人気を上回る好走が多いので注意かもしれない。

一方、未勝利ながらも複勝率は26.3%と優秀な1枠にはオーロラテソーロとレピアーウィットが入った。複勝回収率140%と穴馬の好走も目立っているだけに、人気を背負わずレースを迎えられそうな2頭が穴をあけることも想定しておきたいところだ。
◆【根岸ステークス2022予想/危険な人気馬-前編】人気の一角は“消し” フェブラリーSの前哨戦で「買うべきではない」1頭とは
■最多5連対の良枠には人気馬が入る
一方で3枠は【2-3-1-14】と最多タイの2勝を挙げ、連対率25.0%、複勝率30.0%と好成績を収めている。昨年は2番人気のタイムフライヤーが3着に好走し、2020年には1番人気のコパノキッキングが2着と、2年連続で馬券内に好走している。
今年3枠に入ったのはオメガレインボーとジャスティンの2頭。なかでもオメガレインボーにとっては、初の重賞制覇に向けて追い風となりそうだ。
▼その他、過去10年データ傾向
◆【血統傾向】単回収値「289」の血統構成 東京巧者のあの馬の末脚一閃に期待
◆【脚質傾向】逃げは馬券圏内“0”の不安データ 注目は圧倒的な勝率を誇る「上がり最速」
◆【前走ローテ】ソリストサンダーに追い風 好走馬に該当する「2つの共通点」とは
◆【人気傾向】連対率70%を誇る1人気を信頼も、伏兵馬の激走で「ヒモ荒れ」に警戒
根岸ステークス2022予想コラム一覧
▼追い切り診断
◆【S評価】最高評価「S」は完成形を迎えた有力馬 気迫、覇気は申し分なく「万全の仕上げ」
◆【A評価】オメガレインボーに「A」の高評価 バリエーション豊富な“予行演習”で重賞Vへ
◆【A評価】タガノを上回る高評価は勢い増す伏兵 闘志に火が付き「最高潮と言える状態」
◆【B評価】人気の一角に不満の低評価「B」 気持ちが乗らず「精神面でまだ整っていない」
▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】想定“6人気”前後の伏兵 前走内容に「ここで一発の可能性」
◆【穴馬アナライズVol.2】人気落ちで“妙味”の惑星 近走不振も「東京コースで再浮上」
◆【穴馬アナライズVol.3】単勝オッズ“20倍”想定のダークホース 好条件で「上位争いの気配」
◆【危険な人気馬-前編】人気の一角は“消し” フェブラリーSの前哨戦で「買うべきではない」1頭とは
◆【危険な人気馬-後編】人気馬を上回る“実績”を持つ古豪に本命視 「前走は消化不良の一戦」で巻き返し必須
▼データ予想
◆【騎手データ】条件合致で数値“急上昇” 複勝率80%を誇る栗東の大ベテランに注目
◆【データ攻略-前編】東京巧者の人気馬 条件好転で“鉄板”「馬券内率100%」が後押し
◆【データ攻略-後編】推定オッズ20倍前後の盲点 舞台替わりで「善戦マン」から脱却へ
文・SPREAD編集部