今週は中京競馬場でハンデ重賞・日経新春杯(芝2200m)が行われる。一昨年は13人気ミスマンマミーア、昨年は9人気ヤシャマルがそれぞれ激走。京都で施行されていた時代から波乱傾向が強く、穴狙いが捗るレースコースと言えそうだ。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「穴馬データ」としてプラダリアを取り上げる。
◆【日経新春杯2023予想/追い切り診断】重ハンデ“お構いなし”の高評価 「出色の時計で万全の態勢」
■冬の寒さで特注の馬
前走菊花賞は7着と馬券外に。昨年秋のパフォーマンスから人気の盲点になりそうな今回だが、変わり身を予感させる以下データをご紹介したい。
・1月中京芝の成績【0.2.0.0】
勝ち星こそないものの、馬券内は100%。冬競馬の良績が本レースで活きるケースは多く、ショウリュウイクゾやヤシャマルといった近年の激走馬も前年1月の好走歴を有していたのだ。季節適性を武器に巻き返しがあっても驚けない。
▼その他、データ攻略
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日経新春杯2023予想コラム一覧
▼騎手データ
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▼追い切り診断
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▼穴馬予想
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▼血統傾向
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▼その他、過去10年データ傾向
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◆【前走ローテ】GI組のヴェルトライゼンデは“消し” 馬券内率5割超えに警戒
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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2023日経新春杯-注目馬5頭編」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。