第116回京都記念(GII、芝2200m)の枠順が10日、発表された。
今年は昨年の日本ダービー馬のドウデュースは8枠12番、2021年の年度代表馬エフフォーリアは7枠10番、前走・中日新聞杯を制したGI馬キラーアビリティは6枠9番、昨年のクラシック戦線を沸かせたプラダリアは6枠8番に入った。
本競走は今年も阪神開催。ここでは過去5年、阪神芝2200mで開催された重賞を条件に「枠順傾向」データを分析していく。
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■上位人気が外枠に入る
最多5勝の8枠にドウデュースとスカーフェイスが入った。同舞台で開催されるエリザベス女王杯では、昨年は4番人気のジェラルディーナ、一昨年は10番人気のアカイイト、2020年は1番人気ラッキーライラックが、同枠から3年連続優勝している。また、2019年の宝塚記念では、3番人気リスグラシューが1着、6番人気スワーヴリチャードが3着に入っている。

[阪神芝2200m重賞クラス]過去5年の枠順傾向
上位人気が予想されるエフフォーリアが入った7枠は最多となる7頭が馬券に絡んでいる。昨年のエリザベス女王杯では5番人気のウインマリリンと12番人気のライラックが2着同着に、京都記念では12番人気のアフリカンゴールドが制しているように、伏兵が好走している。
一方、【0.0.2.18】連対率0%の6枠に、キラーアビリティとプラダリアが入った。昨年のエリザベス女王杯では3番人気のナミュールは5着に、2021年の京都記念では2番人気のワグネリアンが5着に、20年の宝塚記念では3番人気のラッキーライラックが6着と馬券に絡む事が出来ていないだけに“鬼門”といえる。
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追い切り
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文●SPREAD編集部