12日に阪神競馬場で行われる第116回京都記念（GII、芝2200m）の過去データを紹介する。
今年は昨年の日本ダービー馬のドウデュース、2021年の年度代表馬エフフォーリア、昨年のクラシック戦線を沸かせたキラーアビリティやプラダリアらが出走予定だ。
本競走は今年も阪神開催。ここでは過去5年、阪神芝2200mで開催された重賞を条件に「脚質傾向」データを分析していく。
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■展開・馬場問わず「前」有利
該当データでは、逃げ【1.2.0.7】、先行【7.3.3.26】、差し【2.3.5.45】、追込【0.3.1.45】と、圧倒的に「前」有利となっている。
［阪神芝2200mの重賞］過去5年の脚質傾向
昨年の京都記念では、のちにエリザベス女王杯を制したジェラルディーナらが出走するなか、12番人気アフリカンゴールドが逃げ切りＶ。2着にも4角3番手からなだれ込んだ8番人気のタガノディアマンテが残った。
昨年は稍重で前半3F36秒0のスローだったが、2021年は前半3F34秒9。それでも4角1～3番手の馬が上位を独占しているように、ペースや馬場不問で前が残る傾向にある。
今年は昨年の覇者アフリカンゴールド、キングオブドラゴン、ユニコーンライオンと逃げ・先行が揃ったが、いずれも伏兵扱い。人気薄の前残りには警戒したい。
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■4角7番手以内に位置できるか
有力どころでは、有馬記念で4角3番手と前進気勢が戻ってきたエフフォーリア、好位でも立ち回れるウインマイティーらに注目したい。
一方、差し・追込が板についているドウデュースやキラーアビリティはどうか。対象データでは4角10番手以下で回ってきた馬は【0.3.1.51】と2着まで。昨年4着のジェラルディーナも4角11番手だった。
4角7番手以下で見ると【2.4.6.71】と上位争いに加わっており、ドウデュースやキラーアビリティは早めに動けるかどうかが明暗を分けそうだ。
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文●SPREAD編集部
