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【中山記念/追い切り診断】GI好走実績も辛口「B」評価 「馬が競馬モードに戻り切っていない」

 

【中山記念/追い切り診断】GI好走実績も辛口「B」評価 「馬が競馬モードに戻り切っていない」

■ヒシイグアス

【中間調整】一昨年の中山記念勝ち馬。その後は順調さを欠きながら、2021年の香港Cで2着、昨年6月の宝塚記念で2着など高い地力をアピールしてきた。その宝塚記念後は夏負けで体調を大きく崩し、もともと回復に時間を要するタイプなので年内は全休。年が明け順調と判断されたようで、今年の中山記念から復帰することとなった。1月28日に美浦へ戻り、2月2日の初時計(ウッド単走)以降、ウッド主体でじっくりと乗り込まれている。1週前追いでは直線で左右2頭の間に割って入る、ウッド3頭併せ。体がまだ重いのかズブさはありながらも、最後は力強い脚を使って抜け出した。

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【最終追い切り】準オープン馬を外で先導する折り合い重視のウッド併せ馬。直線入口、相手が迫ってきたあたりで若干だけ反応遅れたが、ジワッとギアを上げて併入とした。走り全体のバランスは悪くなかった。

【見解】2021年の中山記念制覇時は中山金杯勝利から中7週での臨戦。それを考えるとやはり今回順調度で見劣る。さすがに体はまだ立派に見せるし、仕掛けられて手前をなかなか換えないなどまだ馬が完全に競馬モードに戻り切っていない印象。いざ加速してからの脚はさすがの豪快さがあるが、精神面であと少し物足りなさを感じる。

総合評価「B」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。