■ショウナンマグマ
今年初戦となった前走の東京新聞杯は、6番手追走から抜け出しを図ったが、直線で伸びを欠いてシンガリの16着。一昨年の2月以来となる2度目のマイル戦とあって、序盤からやや忙しかった印象で、ワンターンの差し脚比べもこの馬にとって分が悪すぎた。適条件外で、見限るのは早い。
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中山記念が行われる中山芝1800mは過去に2回走っており、初めてだった昨年3月の1勝クラスでは2着馬に1秒3差の大楽勝。2度目は去年12月のディセンバーSで、前が崩れるタフなペースを2番手で押し切って勝利している。この条件がベストであり、ここでは人気を問わずマークが必要だろう。
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過去10年、このレースでは6枠から5頭が馬券になっており、複勝率は全体の3位。昨年は2、3着馬が同枠からの発走で好配当を演出している。他馬の出方を見ながら、外からのプレッシャーがかけられづらいこの枠は、この馬にとってレースがしやすいはずで、プラスに捉えていい。爆穴の一発に注意しておきたい。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。