Advertisement

【中山記念/追い切り診断】ヒシイグアスを上回る高評価は4歳世代 「体調の良さは特筆レベル」

【中山記念/追い切り診断】ヒシイグアスを上回る高評価は4歳世代 「体調の良さは特筆レベル」

■スタニングローズ

【中間調整】昨年秋のエリザベス女王杯は14着大敗に終わったが、ピークの状態で勝ち切った秋華賞の反動が少なからずあったようだし、コンデイションの悪い馬場の内めを通らされた不利もあったか。その後は休養に入り、回復と成長が順調なことから中山記念から始動することが決定。ノーザンファームしがらきでの調整を経て、2月3日に栗東へ戻っている。5日の初時計でさっそくオープン馬相手の併せ馬を敢行。ラスト2F13秒6-1F12秒4(馬なり)とさっそくいい脚を使って併入しており、牧場での順調さがうかがい知れる。1週前の坂路追いには、今回久々の騎乗となる吉田隼人騎手が騎乗し、終いにしっかり負荷を掛けた。降雪でかなり走りにくい状況ながら、力強く踏み込み加速ラップでフィニッシュできていたのは好感。

◆【中山記念2023予想/騎手データ】条件合致で馬券内率“8割”超 堅軸も「3着固定」が面白い存在

【最終追い切り】1週前に続き、レース当週追いにも吉田隼騎手が騎乗。1週前追いまでに粗方仕上がっており、坂路単走で反応や操縦性を確かめることに主眼を置いた内容を消化。馬場の真ん中を集中して進み、仕掛けられると渋った一気に回転数を上げて馬場が渋っていることを感じさせない力強い伸びを披露した。

Advertisement

【見解】年明け初戦とは思えないほどの意欲的な調整が続いている。脚元に不安なく、飼い食いも旺盛だからこそここまでビシビシやって問題ないということだろう。目指す完成形はまだ先にありそうだが、とにかく体調の良さは特筆レベル。鞍上との意思疎通ぶりも上々で、持てる力をフルに出せそう。

総合評価「A」

▼その他、追い切り診断
◆【追い切り診断】ダノンザキッドを上回る「S」の最高評価 「精神、肉体面で充実期」

◆【追い切り診断】復活期す実績馬に高評価「A」 「時計平凡も気迫十分な雰囲気」

Advertisement

◆【追い切り診断】GI好走実績も辛口「B」評価 「馬が競馬モードに戻り切っていない」

中山記念2023予想コラム一覧

▼騎手データ
◆【騎手データ】条件合致で馬券内率“8割”超 堅軸も「3着固定」が面白い存在

▼データ攻略
◆【データ攻略】馬券内率“85%”の驚異 名馬と共通する「バックボーンとマクリの脚」

Advertisement

◆【データ攻略】重賞ウイナーに勝率“7割”の追い風 軽視禁物の「5.1.0.1」条件で買い

◆【データ攻略】単勝オッズ“2桁”想定は連続好走OK 歴代勝ち馬3頭と同じ臨戦過程

◆【データ攻略】想定“8人気”にジャイキリ警報 条件替わりは「2の2」をもたらす好条件

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】前日“8人気”前後の刺客 「前走内容で甘く見ると痛い目に遭う」

◆【穴馬アナライズVol.2】想定“10人気”前後の爆穴 「中山千八のここでマークが必要」

◆【穴馬アナライズVol.3】単勝オッズ“2桁”の妙味 「距離短縮+コース替わりで買い」

◆【危険な人気馬】GI好走馬は“消し”評価 「好走→凡走のパターンに該当」

▼血統傾向
◆【血統傾向】単回収値「258」で馬券内率7割 非根幹距離の今回が狙い目

◆【血統傾向】前走大敗の穴馬にリベンジの予感 今なら単回収値「254」で馬券妙味も抜群

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】ダノンザキッドの1枠は単回収値トップ 馬券内“4年連続”の好枠は条件付き

◆【前走ローテ】距離短縮の“GI組”強し 金杯組は「京都より中山」が優勢

◆【脚質傾向】4角4番手以内が10連勝中も、先行馬を脅かす「上がり3F最速」

著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします