今週は中山競馬場でスプリングS(芝1800m)が行われる。過去の勝ち馬にはオルフェーヴルやキタサンブラック、海外GIを制したウインブライトなどがおり、未来のスターホース誕生が期待できる一戦だ。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「プラスデータ」としてオールパルフェを取り上げる。
◆【スプリングステークス2023予想/データ攻略】伏兵に勝率“100%”条件 重賞完敗も中山コースで再浮上の余地
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■前走GI×実績馬のかけ算で浮上のデータ
重賞ウィナーの称号を引っ提げて臨んだ前走・朝日杯フューチュリティS。結果は6着も、自身のスタイルを崩すことなく挑んだのは好印象だ。今回は1800mの距離がポイントとなるが、ローテーション面でのプラス材料に注目したデータがこちら。
・前走朝日杯FSかつ重賞勝ち馬【1.2.1.2】
馬券内率に換算すると66.7%。前走GI×実績馬のかけ算で浮上したデータだ。
この馬が制した2走前のデイリー杯2歳Sはハイレベルレース。2着馬ダノンタッチダウンが次走朝日杯フューチュリティSでも2着に好走し、3着馬ショーモンは次走1勝クラスをきっちりと勝利。5着馬クルゼイロドスルも次走ジュニアC勝利とのちの好走馬が続々と誕生していたのだ。仕切り直しで臨むのは未勝利戦を楽勝した中山芝。復権を期するには絶好の舞台と言えよう。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。