【高松宮記念/人気傾向】上位人気の決着例は多数 少点数で攻めるのがベターか

 

【高松宮記念/人気傾向】上位人気の決着例は多数 少点数で攻めるのがベターか

27日に中京競馬場で行われる第52回・高松宮記念(GI、芝1200m)の過去10年データを紹介する。

昨年、本レース2着、スプリンターズSと香港スプリントでも2着と惜敗続きのレシステンシアに、前哨戦・シルクロードSで重賞4勝目を挙げたメイケイエール、暮れの阪神Cで朝日杯フューチュリティS以来の勝利を飾ったグレナディアガーズら、層の厚い4歳世代が挑む。

ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。

◆【高松宮記念2022予想/追い切り診断】スプリント初挑戦のGI馬に辛口「B」 脚周りより不安な面とは

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■今年は「平穏決着」と判断

過去10年、1番人気【2-1-3-4】、2番人気【3-4-0-3】、3番人気【2-2-3-3】と上位人気はまずまずの結果を残している。しかし、1番人気の優勝は2016年のビッグアーサーまで遡り、昨年2着のレシステンシアで、現在5連敗中。

むしろ2番人気の勢いがあり、昨年のダノンスマッシュ、2018年のファインニードル、12年のカレンチャンと最多3勝。昨年も1番人気のレシステンシアと2番人気のダノンスマッシュが直線で叩き合いを演じて後者がクビ差で、競り勝った。

1番人気で馬券圏外に飛んだ馬を考察すると、2020年12着のタワーオブロンドンは3.8倍、19年4着のダノンスマッシュは2.5倍、18年8着のレッドファルクスは2.3倍、15年12着のストレイトガールは5.1倍。タワーオブロンドンとストレイトガールはオッズから拮抗メンバーだったと言え、加えてタワーオブロンドンとレッドファルクスは差し・追込脚質。脚質傾向の詳細は別コラムに委ねるが、「オッズの拮抗」「差し・追込」の1番人気は危険というわけだ。

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今年は先行脚質のレシステンシアが1番人気になりそうだ。1番人気で馬券圏外に飛んだ馬と比べればGI実績は十分で、まず大崩れはないだろう。

また、1番人気が好走した年は平穏決着という傾向もある。レシステンシアが2着の昨年は1着に2番人気のダノンスマッシュでワンツーを決め、レッドファルクスが3着の2017年は2着に2番人気のレッツゴードンキ、ビッグアーサーが優勝した16年は2着に2番人気のミッキーアイル、3着に3番人気のアルビアーノと“ガチガチ”の決着となった。

ロードカナロアが制した2013年も2着は2番人気のドリームバレンチノ、その前年はロードカナロアが3着に敗れるも、優勝は2番人気のカレンチャン、2着は3番人気のサンカルロと、上位人気の決着は多い。

1番人気が上位に食い込むと判断するなら、今年は上位人気を相手に少点数で攻めるのが馬券攻略のカギになりそうだ。

▼その他、過去10年データ傾向
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◆【血統傾向】中京芝1200mで浮上する“大穴” 「激走の可能性が高い」

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◆【脚質傾向】人気一角に“勝率0%”の警鐘 理想ポジションは「好位差し」

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◆【前走ローテ】中心は前走・阪急杯組 グレナディアガーズには試練のデータ

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高松宮記念&ドバイワールドカップデー 2022予想コラム一覧

高松宮記念 予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【S評価】有力馬に文句なしの「S」評価 「精神面は特筆レベル」

◆【A評価】レシステンシアに「A」評価 「昨年の鬱憤を晴らす可能性は十分」

◆【A評価】高評価は想定“10人気”以下 GI制覇へ「人事を尽くした調整」

◆【B評価】スプリント初挑戦のGI馬に辛口「B」 脚周りより不安な面とは

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】単勝“8人気”前後の盲点 「展開次第で波乱の立役者に」

◆【穴馬アナライズVol.2】想定オッズ“30倍”前後の伏兵 「タフな馬場も問題なし」

◆【穴馬アナライズVol.3】馬券内で“万馬券”射程 「ポテンシャルは他馬と差はない」

◆【危険な人気馬】前走快勝のGI馬は“消し”評価 「不安要素の方が大きい」

▼データ予想
◆【騎手データ】条件合致で複勝率80%に上昇 軽視禁物の「栗東の名手」とは

◆【データ攻略-前編】メイケイエールのGI初制覇に暗雲、降りかかる「馬券内率0%」とは

◆【データ攻略-後編】雨が追い風に、「連対率100%」が強力後押しする伏兵馬とは

ドバイワールドカップデー  予想コラム一覧

◆【ドバイゴールデンシャヒーン2022予想/3連複5点勝負】日本馬レッドルゼルを本命視 穴は想定“10人気”の地元UAE勢

◆【ドバイターフ2022予想/3連単24点勝負】断然人気シュネルマイスターは「パンサラッサの大逃げに苦戦」

◆【ドバイシーマクラシック2022予想/3連複15点勝負】日本馬5騎から選ぶ“軸馬” 狙いは「妙味ありの外国勢」

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日経賞  過去10年データ

◆【日経賞2022/枠順・騎手データ】データグラフから読み解く狙うべき馬とは

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文・SPREAD編集部