【高松宮記念/追い切り診断】有力馬に文句なしの「S」評価 「精神面は特筆レベル」

■グレナディアガーズ

【中間調整】朝日杯FSをレコード勝ちした実力馬。昨年の3歳シーズンはなかなか勝ち鞍に恵まれなかったが、暮れの阪神Cで目の覚めるような末脚を繰り出し完勝を収めた。やはりマイルよりは短いところに適性がありそうだ。予備登録があり選出された2月26日の1351ターフスプリント(サウジアラビア)は1月半ばに辞退し、高松宮記念へ直行することを早い段階で決めており、3月1日に栗東へ帰厩している。4日に坂路15-15で脚慣らしを行い、6日には坂路でラスト2F13秒1-12秒7(馬なり)とスムーズな動きを披露。さっそく動かせたあたり、牧場でのケアが順調だったようだ。1週前追いとなる17日のCW追いには福永騎手が騎乗。直線で先行馬の後ろにピタッと張り付きゴーサインを待つ。敢えて遅らせた仕掛けに対し、一気の加速から先行馬をまったく問題にせず置き去りにしてみせた。ラスト1Fは10秒8(強め)と数字だけ見ても超抜だ。

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【最終追い切り】1週前の併せ馬で心肺機能や気持ちの面は既に仕上がっている。今週は中内田師が騎乗し、微調整程度の内容だった。序盤から走りに集中しブレのないフォームで進むと、坂の途中から滑らかに回転数を上げて鋭く伸びていた。弾丸を思わせるような低重心でまっすぐな走りで、単走とは思えない気合いも印象的だった。

【見解】1週前で見せた反応、瞬発力はさすがGIウイナーを思わせる迫力。仕掛けをギリギリまで待てる研ぎ澄まされた精神面も特筆レベルだった。今週は単走・馬なりでリラックスさせることに主眼を置いた内容だったが、内に秘めた闘志をうまく制御しつつ加速できていた。この点も精神的にいい状態の表れだろう。文句なしの好気配とみた。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


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