【桜花賞/人気傾向】サークルオブライフかナミュールか、馬券内率8割を誇るのは「2番人気」

 

【桜花賞/人気傾向】サークルオブライフかナミュールか、馬券内率8割を誇るのは「2番人気」

10日に阪神競馬場で行われる第82回・桜花賞(GI、芝1600m)の過去10年データを紹介する。

昨年の阪神ジュベナイルFを制したサークルオブライフ、その2歳女王を前哨戦のチューリップ賞で下したナミュールが「2強」を形成し、2戦2勝のクイーンC勝ち馬・プレサージュリフト、阪神ジュベナイルF2着のラブリイユアアイズ、同3着のウォーターナビレラなどが出走登録している。

ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。

◆【桜花賞2022予想/追い切り診断】ナミュールに不満の「B」評価 「気持ちの面で乗り切れていない」

【桜花賞/追い切り診断】ナミュールに不満の「B」評価 「気持ちの面で乗り切れていない」

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■後の名牝も桜花賞では「2番人気」

過去10年、1番人気は【1-3-1-5】勝率10.0%、連対率40.0%、複勝率50.0%となっている。意外にも不振の傾向にあり、2014年のハープスターを最後に7連敗となっている。ただ、僅差の1番人気が多く、昨年1番人気2着のサトノレイナスは単勝3.3倍、2番人気で優勝のソダシは3.6倍。2020年も1番人気2着のレシステンシアは3.7倍で、2番人気で優勝のデアリングタクトは4.2倍と僅差のオッズだった。

一方の2番人気は【5-3-0-2】で勝率50.0%、連対率・複勝率80.0%のハイアベレージ。前述のソダシやデアリングタクトのほか、2019年のグランアレグリア、18年のアーモンドアイ、12年のジェンティルドンナと、後に歴史的名牝と呼ばれる活躍を見せた馬も、桜花賞では2番人気に甘んじていた。

今年、サークルオブライフナミュールが1、2番人気を争う図式となるが、桜の女王の栄冠、そしてその先の名牝への蹄跡を歩むには、本競走で「2番人気」というキーワードが浮上してくる。

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3番人気は【1-1-3-5】で複勝率50.0%。近2年は馬券圏外に沈んでいるが、2016年にジュエラーが制して19年のクロノジェネシスまで、4年連続で馬券に絡んでいた。

穴馬で面白いのが【1-2-0-7】の7番人気と、【1-0-2-7】で単勝回収率408%でトップの8番人気だ。7番人気では2013年のアユサンが波乱を演出したほか、15年2着のクルミナル、19年2着のシゲルピンクダイヤの3頭が食い込んだ。8番人気は2017年のレーヌミノルが単勝1.4倍のソウルスターリングらを退けて桜の女王となり、15年3着にコンテッサトゥーレのほか、昨年3着のファインルージュは記憶に新しい。

2番人気を軸に1番人気と3番人気が相手本線、そして7、8番人気を押さえる、という買い方が桜花賞攻略のセオリーとなりそうだ。

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】人気2騎は「3年連続連対」の8枠 馬券内率0%の“鬼門”に実績馬が入る

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◆【血統傾向】ドゥラメンテ産駒に“激走”警報、馬券内率87.5%の「配合×条件」

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◆【脚質傾向】人気馬に立ちはだかる“名牝”の壁 好データには「穴候補」がずらり

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◆【前走ローテ】前走・チューリップ賞組は5連敗 「中10週以上」の直行組に警戒

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桜花賞2022予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【S評価】渾身仕上げでナミュール超えの「S」評価 「勝ち負けがあっていい」

◆【A評価】サークルオブライフと並ぶ「A」評価は伏兵 「大仕事をやってのける可能性」

◆【A評価】評価は2強の一角に軍配 「確かな成長」で好勝負必至

◆【B評価】ナミュールに不満の「B」評価 「気持ちの面で乗り切れていない」

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】単勝“2桁”オッズの惑星 「相手強化も侮れない根性娘」

◆【穴馬アナライズVol.2】馬券内で“万馬券”射程の爆穴 「前走フロック視は禁物」

◆【穴馬アナライズVol.3】想定“8人気”前後の伏兵 「前走は勝ちに等しい内容」

◆【危険な人気馬】末脚非凡な有力馬は“消し”評価 「別路線組に足元をすくわれる」

▼データ予想
◆【騎手データ】連対率100%データに該当も、前日フタ桁人気の人馬とは

◆【データ攻略-前編】「0か100」のナミュールか、馬券内率“8割”の2歳女王か

◆【データ攻略-後編】巻き返しの準備は整った、“リピート好走”が後押し

阪神牝馬ステークス2022 データコラム一覧

◆【阪神牝馬ステークス2022/枠順・騎手データ】過去10年のグラフデータから読み解く狙うべき馬とは

◆【阪神牝馬ステークス2022/前走ローテ】動く過去10年データグラフから読み解く狙うべき馬とは

◆【阪神牝馬ステークス2022/人気傾向】過去10年のグラフデータから読み解く狙うべき馬とは

文・SPREAD編集部