【天皇賞・春/血統傾向】想定“下位人気”が単回収値「200」データに該当 「Hペースの消耗戦で浮上」

5月1日に阪神競馬場で行われる天皇賞・春(GI、芝3200m)の「血統傾向」を分析する。

阪神大賞典を連覇した昨年2着馬のディープボンドや昨年の菊花賞馬で前走・日経賞を快勝したタイトルホルダー、ダイヤモンドSで重賞初制覇を飾った4連勝中のテーオーロイヤル、阪神大賞典4着から巻き返しを図るマカオンドールらが春の盾を目指し集った。

今年も京都競馬場が改修工事中のため昨年同様、阪神競馬場で行われる。そのため阪神芝3200mという非常に特殊な条件で行われるため、ペースを加味したサンプルの中から条件に適した血統馬をピックアップしていきたい。

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■スタミナに富んだステイゴールド系種牡馬に注目

昨年の本レースは、前半1600mが1分35秒6、後半1600mは1分39秒1と前半ハイペースで進み、後半は失速した前傾ラップのタフなレースであった。このようにタフな競馬になった理由は阪神芝3200mという舞台設定にある。

京都は向こう正面に急坂があるため、ここでペースが緩み、3コーナーから4コーナー入り口にかけての下り坂、さらに直線はほぼ平坦のため、一呼吸置いてのスパートになる。一方、阪神は芝3200mのコースは2周目で内回りを利用するため、約356mの短い直線を意識して向こう正面から加速、さらにゴール前に高低差1.9mの急坂が待ち構えていれば、おのずと後半は失速するレイアウトだ。そのため持続力を問われるレースとなる。

今回の血統データは、過去5年の芝2400m以上の4歳以上馬による重賞レースを対象とし、かつ前傾ラップから集計した。種牡馬成績は以下の通り。

図を見てわかるように、9頭中8頭がサンデー系。中でもディープインパクト系種牡馬は【2-4-2-9】(勝率11.8%、連対率35.3%、複勝率47.1%/複回収値130)と昨年の天皇賞・春で馬券内を独占した様に、持久力を要求されるレースに高い適性を示している。

また、やはりスタミナを問われる条件だけにステイゴールド系種牡馬が【2-1-3-16】(勝率9.1%、連対率13.6%、複勝率27.3%/単回収値1512)が抜群の成績だ。特に中8週以内から好走馬が出ており、休み明けを叩いて心肺機能が高まった馬を狙っていきたい。

今回はディープインパクト系種牡馬、ステイゴールド系種牡馬からそれぞれ1頭を推奨馬としてピックアップしたい。

1頭目はキズナ産駒のディープボンドだ。父キズナ産駒の牡馬は、芝2000m以上のレースで前傾ラップかつ中6週以上だと【1-3-1-14】(勝率5.3%、連対率21.1%、複勝率26.3%/単回収値14)に対し、中5週以内だと【5-2-2-37】(勝率10.9%、連対率15.2%、複勝率19.6%/単回収値278)と高い勝率をマーク。前走休み明けの阪神大賞典では勝利したものの、3/4馬身差と明らかに休み明けの内容。叩いてパフォーマンスを上げてくる今回、念願のGIタイトル獲得へ向け期待十分だ。

2頭目は前走日経賞4着のクレッシェンドラヴに注目。2017年以降、父ステイゴールド産駒の牡馬は、前走4角2番手以内で5着以内に好走した馬が芝2500m以上のレースに出走すると【5-3-2-17】(勝率18.5%、連対率29.6%、複勝率37.0%/単回収値124)。特に前走3~5着と惜敗した馬が【2-2-1-7】(勝率16.7%、連対率33.3%、複勝率41.7%/単回収値200)と2020年11番人気2着に好走のスティッフェリオのように好走率が高い。復活の兆しを見せており、前走のように前目につける競馬ができればGIでも好走可能と判断し穴馬候補して挙げておきたい。

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文・中井達也(SPREAD編集部)


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