【根岸S/穴ライズ】単勝オッズ“2桁”の盲点 「この馬に食指が動かされるのは当然」

 

【根岸S/穴ライズ】単勝オッズ“2桁”の盲点 「この馬に食指が動かされるのは当然」

■ホウオウアマゾン

3番手から勝機を窺った前走のマイルCSは、直線で他馬に挟まれ進路がなくなるアクシデントがあり、勝ち馬セリフォスから1秒2差の15着に敗退。手応えと脚色から掲示板入りはさすがに厳しかっただろうが、不利がなければもう少しやれていたはずだ。このレースは度外視していい。

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2走前のスワンSは10着、3走前の安田記念でも12着と、3戦連続してフタ桁着順に敗れていることもあり、今回は新味を求めて初ダートとなる根岸Sにエントリー。父キングカメハメハという血統背景や、500キロを超す雄大な馬体、さらにタフな馬場でこそのタイプなだけに、初砂でパフォーマンスを上げてくる可能性は十分にあると見た。

重賞タイトルはアーリントンCの1勝のみだが、昨年のマイラーズCでは勝ち馬ソウルラッシュから0秒1差の2着をはじめ、2021年の阪神Cでもグレナディアガーズの2着など、マイル戦以下での脚力はいわずもがな。であるにも関わらずこのオッズなら、食指が動かされるのは当然で、ホウオウアマゾンを絡めて高配当を狙ってみたい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。