【根岸S/穴ライズ】想定“8人気”前後の刺客 「展開面を考えれば一発ズドンもある」

 

【根岸S/穴ライズ】想定“8人気”前後の刺客 「展開面を考えれば一発ズドンもある」

■タガノビューティー

2022年の根岸S3着馬タガノビューティーの前走は、昨年暮れのGI・チャンピオンズC。例によって後方からの直線勝負に賭けたが、ジリジリとしか伸びず10着に敗れている。最後のひとハロンで脚が上がってしまったようで、1800mは新馬戦で一度勝っているとは言え、一線級が集うレースではさすがに距離が長かったようだ。敗因がわかっている以上、今回評価を下げる必要はない。

◆【根岸ステークス2023予想/データ攻略】重賞未勝利も「4.0.0.0」の“鉄板”ローテ 同条件で際立つ盤石のレースぶり

前走後は放牧に出され、レース1カ月前に栗東へ帰厩。このレースへの参戦は当初からの予定通りのローテーションで、中間もキビキビとした動きを見せており、臨戦態勢は整っていると見ていい。自身のキャリアのうち5勝と、一番勝ち星を挙げている得意の東京コースで、待望の重賞初制覇を目論む。

今回は初めてブリンカーを着用し、レースでの集中力を高める作戦。前で競馬をしたい有力馬が多く、展開面を考えれば一発ズドンもある。今年の波乱の立役者はこの馬だ。

▼その他、穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】単勝オッズ“2桁”の盲点 「この馬に食指が動かされるのは当然」

◆【穴馬アナライズVol.2】前日オッズ“50倍”前後の伏兵 「久々の千四が吉と出る可能性」

◆【危険な人気馬】重賞未勝利の上がり馬は“消し”評価 「中3週以内での勝ち星なし」

Advertisement


根岸ステークス2023予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【追い切り診断】重賞馬を上回る「S」の最高評価 「ここが本線と思えるほどのデキ」

◆【追い切り診断】実績上位馬は辛口評価「B」 「本番までにどこまで変わってくるか…」

◆【追い切り診断】GI善戦馬を上回る「A」の高評価 「ここぞで弾けられそうな雰囲気」

◆【追い切り診断】想定“12人気”前後の爆穴を猛プッシュ 「過去最高レベルの内容」

▼データ攻略
◆【データ攻略】重賞未勝利も「4.0.0.0」の“鉄板”ローテ 同条件で際立つ盤石のレースぶり

◆【データ攻略】超新星を「馬券内率75%」が後押し GI出走へ向けて陣営も本気仕上げ

◆【データ攻略】想定“8人気”前後に「3.2.1.0」の期待度 前走2桁着順からの巻き返し材料

◆【データ攻略】前走GI組に該当する「馬券内率100%」条件 メンバー随一の“適性”で浮上

▼騎手データ
◆【騎手データ】断然人気のレモンポップ戸崎に“黄”信号 ベテランに「穴の資格」あり

▼血統傾向
◆【血統傾向】人気落ちの実績馬へ後押しなるか 馬券内率“6割超”の条件とは

◆【血統傾向】上がり馬が波乱の使者候補 勝利5割を誇る単回収値「356」に合致

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】レモンポップが入った7枠は勝率0%の鬼門 注目は「3枠の三浦皇成」

◆【前走ローテ】馬券の中心は“武蔵野S”組も、前走フタ桁着順に巻き返しの予感

◆【脚質傾向】4連勝中の「差し」が有利も ペース傾向から警戒すべき“伏兵”とは

◆【動画プレーバック/根岸ステークス2022】6人気テイエムサウスダンが中団から直線で脚を伸ばしJRA重賞初制覇

著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。