Advertisement

【天皇賞・春/追い切り診断】タイトルホルダーを上回る「S」の最高評価 「絶対王者を下すなら」

【天皇賞・春/追い切り診断】タイトルホルダーを上回る「S」の最高評価 「絶対王者を下すなら」

Advertisement

■ボルドグフーシュ

【中間調整】アスククターモアがスムーズな競馬でレコード勝ちを収めた菊花賞で、馬群を縫うように伸びハナ差まで迫り2着。続く有馬記念も後方から長くいい脚を使って2着に入った。いわゆる八大競走で連続2着は並の馬にできる芸当ではなく、国内長距離カテゴリではトップクラスの実力馬と言っていいだろう。前走・阪神大賞典は内で絶妙に立ち回ったジャスティンパレスに敗北し、これで3戦連続の2着。“シルバーコレクター”返上へ、予定通り天皇賞・春に向かってくる。

◆【香港QE2世C/馬単3点勝負】「日本馬は1頭」で“ヒモ荒れ”を期待 アタマは連覇を狙う地元有力馬

山元トレセンへの短期放牧を経て4月7日に栗東へ帰厩。9日にさっそく坂路14-14をこなせたあたり、放牧で緩んだ様子は感じられない。19日の1週前追いには川田将雅騎手が騎乗し、CW単走で終い重点の内容を消化。序盤はリズミカルに進み、鞍上との抜群の意思疎通ぶりを見せると、大外を通った直線では仕掛けに鋭く反応しスパッと切れた。この時点でレースに出てもいいぐらいの雰囲気。

Advertisement

【最終追い切り】レース当週は坂路単走。川田騎手が騎乗し、セーブ気味に入る終い重点の内容をこなした。緩い入りながら序盤から高いモチベーションを感じさせるように大きなストライドでグイグイ進み、ラストもまったく馬なりのまま豪快に加速した。この日の馬場が降雨で渋り、かなり走りにくいコンディションだったが、ブレのない力強い走りができていたのは好感。

【見解】前走時の攻めもよく見えたが、この中間の動きはさらにレベルアップ。外々を大きく回した1週前追いでメリハリのある内容を消化したあたりは、3200mのGIレースに向けて準備万端といったところ。走りにくかった今週の坂路で力強く加速できてあたり、身体面の充実ぶりも見てとれる。目下絶好調。絶対王者を下すならこの馬か。

総合評価「S」

◆【天皇賞春2023予想/穴馬アナライズVol.3】想定“6人気”前後の妙味 「人気落ちの今こそ買いの判断」

▼その他、追い切り診断
◆【追い切り診断】想定“8人気”が重賞馬を上回る高評価 「素質馬が能力全開」

◆【追い切り診断】前走快勝の人気一角は辛口「B」評価 「逆転される可能性」

Advertisement

◆【追い切り診断】ジャスティンパレスを超える高評価「A」 「昨年以上の調整過程」

天皇賞・春2023予想コラム一覧

▼騎手データ
◆【騎手データ】伏兵に騎乗のベテランは穴候補 条件合致で複勝率100%の2人に注目

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】前日“8人気”前後の伏兵 「前走以上の上昇度で勝負圏内」

◆【穴馬アナライズVol.2】単勝オッズ“2桁”の盲点 「馬場が渋れば人気以上の期待値」

Advertisement

◆【穴馬アナライズVol.3】想定“6人気”前後の妙味 「人気落ちの今こそ買いの判断」

◆【危険な人気馬】菊花賞の好走馬は“消し” 「実績が大いなるネック」

▼データ攻略
◆【データ攻略】“死角の少ない”ハイレベルな4歳馬に「4.0.1.0」 GI制覇への準備は整った

◆【データ攻略】上位人気の4歳馬に「2.1.2.0」 新・京都での“鬼脚炸裂”を警戒

◆【データ攻略】“想定10人気”以下に激走警報 連対率60%の名手で大駆けに期待

◆【データ攻略】人気落ちの実力馬に逆襲の予感 「2.2.0.2」の“経験値”がGI初Vへ導く

◆【WIN5予想】メインとスイートピーSは前走完勝馬で「一点突破」 荒れる京都10Rは”想定2桁”も押さえ高配当狙い

▼血統傾向
◆【血統傾向】前走敗戦から“V字”巻き返しの予感 「6.8.3.18」で信頼の軸候補にプラス要素

◆【血統傾向】馬券内率“6割”超の重賞未勝利馬に注目 多頭数のレースで波乱を巻き起こす

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】タイトルホルダーらの“内枠+先行”は好相性 人気以上に走る「好枠」には……

◆【前走ローテ】ジャスティンパレスが“絶対条件”クリアも、前例なき臨戦過程に刺客

◆【脚質傾向】タイトルホルダーは“逃げ”なら黄信号 前走惨敗の馬に再浮上の余地

◆【人気傾向】歴史的名馬も“ぶっ飛ぶ”鬼門の1人気 3年連続3着の4人気に警戒

著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします