西岡良仁ってどんな選手? 錦織圭から挙げた大金星、東京五輪への道は

東京五輪テニス競技日本代表において錦織圭選手に次ぐ有力候補とされ、注目度上昇中のテニスプレーヤー、西岡良仁選手。

幼い頃から国内外で活躍し、近年では兄貴分でもある錦織選手をはじめとする一流選手から次々と金星を挙げるなど、近年注目度が増している。

今回はそんな西岡選手の戦歴活動人柄に迫った。

※執筆は2020年3月13日時点の内容

これまでの戦歴

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西岡選手がテニスと出会ったのは4歳のころ。そこからほどなくして大会に出始めるとみるみる頭角を現し、数々の全国クラスの大会で優勝を重ねていった。

中学生になると、国別対抗戦の世界大会代表に選出されるなど着実に力をつけていき、アメリカへのテニス留学などを経て17歳で、念願のプロ大会初優勝を果たした。

こうして18歳でプロに転向し、四大大会への出場深センオープンでの優勝など、実績を確実に積み重ねた。怪我に苦しんだ年もあったが、2019年には錦織選手に勝利し、2020年3月時点では世界ランキング48位だ。

年々世界トップレベルの選手との距離を縮めており、錦織選手に次いで東京五輪での活躍が期待される注目選手となっている。

世界中が称賛した大金星 世界ランクは錦織圭に肉薄

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西岡選手の名が海外ファンに知られるきっかけとなったのが、2019年のウエスタン・アンド・サザン・オープンでの錦織選手との試合だ。

当時の錦織は世界ランク5位で、西岡選手は77位。ランキング差があったが、終わってみれば西岡選手のストレート勝ち。西岡選手にとって初めて世界ランキングトップ10位以内の選手を破った瞬間で、大金星だと世界中が称賛した

ともに、世界80カ国からトップアスリートの卵が集う「IMGアカデミー」に留学していた2人。同じ日本人として一緒に練習をしてきた仲間でもあり、弟分のような存在である西岡選手に勝利を譲る結果となった錦織選手は、試合直後こそ険しい表情を見せることもあったが、その後のコメントでは「僕にとって厳しい試合だった。西岡はいいテニスをしていた」と西岡選手を称えている

西岡選手は錦織選手以外にも、格上の選手を次々に撃破し、金星を連発。快進撃を続け、世界ランクでは現在31位の錦織選手に次いで日本人の中で2番目となる48位にまで順位を上げた。

ヒーローと仰ぐ錦織選手にこれまでで最も迫る順位となっている。

ランキング上昇 東京五輪出場は目前

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西岡選手は東京五輪への出場を「最優先で目指す」と語っている。五輪への出場資格は原則的に、2020年6月8日時点でのATPランキング上位56位まで。仮に56位以内であっても1つの国につき最大で4名までと定められているため、必ずしも世界ランキング通りにはいかない。

ほかにも、過去4年以内に国別対抗戦・デビスカップの代表に選ばれていることなどが条件となるが、西岡選手は現時点でいずれの条件もクリア。怪我などがなければ、五輪への出場が実現する位置につけている。

また、日本人を世界ランキング順でみると、31位の錦織選手、48位の西岡選手、87位の杉田祐一選手、90位の内山靖崇選手の4名がどれだけ代表に食い込めるかが注目されるが、ランキング上は右ひじの手術を経て実戦復帰を模索中の錦織選手と並んで、西岡選手は代表に近い立場にある。

YouTubeチャンネルもスタート テニスの魅力を発信

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西岡選手は2017年に自身のYouTubeチャンネルを開設し、「テニスに興味を持ってくれる人が増えるように」と、テニスの魅力を様々な角度から伝える動画を日々アップしている。

普段はあまり見ることのできない練習風景や、各国で行われる大会で舞台裏、そして前十字靭帯の怪我から復帰した際の報告動画、栄養を考慮しながら食事を作る動画など、バリエーションが豊富で内容の濃いコンテンツが多く並ぶのが特徴だ。

また、最近では外国人選手との対談動画をアップしたり、陸上の桐生祥秀選手らジャンルを超えたアスリートとのコラボ動画もアップしているほか、YouTube以外のSNSを使った発信活動にも積極的。

テニス界はもちろんのこと、若きアスリートとして日本のスポーツ界全体を盛り上げる活動からも目が離せない。

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